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まだまだ生き方に教えられる母の【今日は誕生日】

今日は母の誕生日。
83歳になりました。

コロナ禍になってからも、
自分の健康を維持、そして守るべく、
足腰が弱らないように…と、
日々、体調の自己管理をしていてくれてます。
本当に感謝です。

思えば…、
私を嫁に出した時の母の年齢を、
いつの間にか…とうに過ぎてしまっています。

社会に出て数年働いてきただけの私。
今度は結婚という新しい生活へ。。。
行き先はのどかな土地で同居という未知な環境でした。

若さと勢いだけで飛び込んでいった世界で、
現実の厳しさにもまれる私。
毎日かけてくる電話の相手を、いつもしてくれた母。
時には厳しいことも言われたりもしましたが、
心の支えとしてとても頼りにしてました。

今は、あちこちが少々ガタガタしちゃってますけれど、
元気でいてくれています。
それが本当に何より。
私の心が、健やかに、過ごしていられるみなもとです。

年老いて生きる、という事を
母を見て学びます。

住まい方、人との距離の取り方、
自分の人生の終い方。。。

私と妹に迷惑を掛けることがないようにと、
今年は墓じまいも決めています。
時々、ちゃんと伝えていたか不安になるのか、
自分に何かあったら…と、
あれこれ書類を出してきて話をしてくることもあります。

あまり楽しい話ではないのですが、
真剣に聴いてあげることが母の安心になるわけですから、
熱心に聴いてあげます。

最近、久しぶりに母と一緒に写真を見ることがありました。
懐かしさで話も盛り上がったひととき。
でも時々、
「あぁ、この顔いいよね」
と、自分の顔をチェックしているのです。
遺影の事を考えているんですね。

数年前、それ用の写真館に撮りに行こう‼
と計画したことがあったんです。
私も自分のを撮ってみようと思っていました。
でも、予約しようとすると、
母の体調と合わなかったりして、ずるずると。。。
そして、コロナ禍。。。

娘は絵描き。
似顔絵もわりといい感じに描いてくれるので、
"そのうち描いてくれないかな…"
とお願いしてみました。
"いいよぉ"って。
私も母も気に入ってる写真があるんです。
それを描いてもらおうと思ってます。

素敵な似顔絵ができれば、母は、
「これを使ってもらおうかなぁ」
なんて言うかもしれません(笑)
母がそうして欲しいなら、ね。


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