見出し画像

マンガ「海街diary」 聖地巡礼 第一弾② 極楽寺〜力餅家

鎌倉駅をあとにして、江ノ電に乗って香田家の住む極楽寺へ向かいます。

江ノ電に乗るのも大学1年生以来。まだ朝が早いので、観光客はほとんどおらず、通勤の方が多かったです。そこに紛れていると鎌倉の住人、ひいては海街diaryの世界に入り込めたような気分になります。

画像1

到着しました、極楽寺。はせ、いなむらがさき。この2つも漫画を読んでいればよく見慣れた名前です。

ついにこの聖地に到着した感動に胸をときめかせながらホームに降り立ちた瞬間、目に飛び込んできたのは色鮮やかなアジサイでした。

画像2

駅舎前の道。

画像3

そうか、アジサイの季節か…

自称晴れ女の私は、記念すべき鎌倉旅第一弾が雨降りだったことを、やっぱり心のどこかで残念に思っていました。でも、このたくさんのアジサイが視界に入った途端、そんな気持ちは吹き飛んでしまいました。

アジサイの色彩が映えるのはピカピカの青空よりも、梅雨らしい薄暗い曇り空だと思います。私はこの子達に導かれて今日という日に鎌倉にやってきたんだな、なんてちょっとセンチメンタルな気分になりました。でも本当に涙ぐみそうになったんですよ。

画像4

振り返ればマンガで何度も登場したこの駅舎。

無人の改札機がひとつポツンと立っています。

とても小さい駅ですが、趣があります。この駅を幸ねえ、よっちゃん、チカ、すずが毎日のように利用しているのだと思うと、本当に愛しく感じます。「真昼の月」でおばあさんの7周忌のため鎌倉にやってきたお母さんが札幌に帰る時、幸が梅酒を届けに来るシーンも印象的でした。

画像6

「真昼の月」のラストシーン。これもちょっとアングルを間違えた。

画像5

壁には咲いているのはアサガオかな?ちょうどトンネルから電車が出てくるところを捉えることができました。

画像7

線路の上の橋を渡ってすぐのところに、極楽寺というお寺があります。

ここのアジサイも見事でした。この上なく満開で、ピンク、紫、青のグラデーションが本当に綺麗で。

アジサイを見るために鎌倉にやってきたつもりはなかったのですが、完全に心奪われてしまいました。これも一期一会。

画像8

思わぬ出会いに感謝したあとは、すずがトレーニングでよく走っている切り通しを下って長谷方面に向かいます。

画像9

この道の途中で、絶対に見ておきたいところがあったんです。それが、この力餅家。

チカの好きな力餅やすずと風太がしょっちゅう二人で食べていた福面まんじゅうのお店です。溢れんばかりの老舗感。調べてみると江戸時代から300年以上続く和菓子屋さんだそうです。300年ってすごい…!

まだ朝の8時だったので開店前で、「力餅家」というのれんがかかっているところを見ることもできませんでした。でも、店の奥からはドンドンという餅をつく音といい匂いが漂ってきていて、それだけで十分幸せな気分になりました。

次はお店が開いているときに来て、登場人物が食べていた和菓子を頂きたいと思います。やっぱり食べるなら海岸かな。

お読み頂きありがとうございます。次回は御霊神社と長谷寺を訪れます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?