【小説】『もうすぐ、光の玉が爆ぜる』第24話
「あーっ無理! もう無理!」
「あーあ。だからお昼食べ過ぎるなって言ったじゃない」
「そんな今さら言ってもさあ……あーっちょっと本当に無理! 良子おばさんっ」
ユキから冷ややかな視線を投げかけられながら、必死で近くの柱にしがみついた。手でどこか握ってないと、この苦しさにとてもじゃないけれど耐えられない。良子さんはものすごい力で帯を締め付けている。お昼に食べた、たらこのおにぎりでしっかり膨らんだアサのお腹をこれでもかというぐらい締め付け、圧迫する。今は苦しいだけだけれど、その