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ちょっと辛辣な意見を含みます

改めて、日々介護、介助をされている皆様に、尊敬の念を。

一時的に、家族の介助をする生活が始まりました。
なるほど、こういうことなのか。
と、感じています。

18歳未満で家族の介護や介助をしなければならない状態になった人の問題は、意外と知られていないですよね。
ヤングケアラーという言葉があります。
ふと、思いました。

自分がもし、高校生の時などにこの状況に陥ったとしたならば…

とてもじゃないけれども、学校生活との両立などできなかったでしょう。
それこそ、中退を考えるかもしれない。

今まで、知識として知ってはいたけれど、そこまで真剣に考えたことはありませんでした。
自分のやりたいことに対する制約を受けている自覚さえないまま、目の前にある状況に一つ一つ対処することで精いっぱいになる。
気が付いた時には、もう取り戻せなくなっているかもしれない。

やり直しの効くことはあるでしょう。
いくつになっても始めるのに遅いことなんてないというのは事実です。
けれど、同い年の友達と、学校生活を送る時間は、その時その瞬間のみに存在するかけがえのないものです。

ヤングケアラー - Wikipedia

わたくしのように、時間の自由が利く者でさえ、ままならない感覚に陥るのですから、日々時間に追われている方なら尚更でしょう。
仕事をしながら介護をしている人も、もちろんです。

決して、学校に通いながら、仕事をしながら介護することは100%不可能だとは思いません。
しかし、出来る範囲は限られますよね。

一方で、仕事をしているわけではないのだから、時間の自由が利くだろう、と介護を押し付けられてしまう人がいる現実も、大きな問題だと思います。

わたしは、押し付けられているわけではなく、自分の意志でやっていますし、出来る範囲でやると心に決めています。
それでも、多少なり負担を感じるものです。

介護、介助される立場の方が、高齢者とは限りません。
怪我人を一時的にと言うことは誰にでも可能性がありますし、赤ちゃんや幼児の面倒を見るのだって介助の一つ。
障がいを持った方の介護、介助も。

様々な事情から、いろんな人が介護、介助したりされたりする立場にある。
介護、介助する立場を知ることも大切ですが、介護、介助される立ち場を知ることもまた大切だと思います。

今まで当たり前にできていたことを、急にできなくなってしまうことがあります。
特に、なんでも自分でやっていた人ならば、人にやってもらわなくてはできないという事実が、受け入れがたい苦痛になることでしょう。

福祉関係の窓口は常に混みあっており、対応に追われていますから、支援を受けるのも一苦労どころの話ではありません。
職員の方々も、支援を受けたい側も、双方気苦労が絶えない。
わたし自身、支援を必要としている立場でもあります。

どうすれば改善するのか。
できることはなにか。
考えて、行動していきたいですね。

家族がお世話になっていた病院での出来事ですが、ひっそりと医療崩壊が起きていました。
今更、ニュースにもならないコロナのクラスターが未だに起きているのだと実感しました。
結果、看護が行き届かず、医療ミスに相当することが起きる現実。
過酷な状態の中で、ミスをするなと言うのは無理、無謀な話です。

報道関係者の方々には、人様のプライバシーを追いかけまわしている暇があるのなら、そういった問題を取り上げてほしいものです。


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