今日の1戦 その2
久しぶりの今日の1戦。前回はRIZINの比較的新しい(のかな?)試合からだった。今回は何か別競技にしようかとも思ったのだが………
やはり格闘技、特にMMAに熱狂するようになった、そんな試合を取り上げることにしよう。その上で改めて格闘技の私にとっての始まりと想いその他を記事にしようと思う
今回は後書きをメインにしたいので、早速行ってみよう
今日取り上げる1戦はこちら!
PRIDE男祭り2005
吉田秀彦vs小川直也
昔からのファンならばもちろん忘れるわけがない試合だ。明大柔道部の先輩後輩対決。そしてオリンピックの陰と陽、格闘技に対する姿勢等、全く正反対の2人の対決。まさにこの男祭りを締めるにふさわしい因縁の戦いだった
2005年大晦日。この日視聴率は一時PRIDE男祭りが1位だった時間帯もあったくらい。昔はそれだけ格闘技は盛り上がっていた。何せ格闘技やってたのはこれだけじゃないんだから。こちら絶頂期のフジテレビ。対抗は魔裟斗やKIDを擁するDYNAMITEのTBS………
すごい時代もあったもんだ。大晦日=格闘技の日………これは格闘技真冬の時代も継承され続けた。そして今、またRIZINによって2015年から続いている
さて再び男祭り2005に話を戻す。この大会、とにかく話題のカードがありすぎて、どれもこれもメイン級の試合ばかりだった。五味隆典vs桜井“マッハ”速人のライト級タイトルマッチ、桜庭和志vs美濃輪育久、ヴァンダレイ・シウバvsヒカルド・アローナ、ミルコ・クロコップvsマーク・ハント……そしてヒョードル、ダンヘン、トンプソン………スゴすぎて言葉もない
もうオープニングから飛ばしまくりで、HIDEBOH率いるタップチームの素晴らしさも含め、会心の出来だったと言えるだろう
多少音が入ってない(というか被せてある)がそれはやむ無しということで………
こうした試合が行われていた日本は、この時点で明らかに世界最高峰のMMA大会だった。PRIDEはUFCより明らかに上にいた団体だったのだ。感慨深さも半端じゃない
今これだけの熱量はあるとは言えない。が!今度の日曜日7月28日に行われる超RIZIN3は、この時と同様さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョンで行われる。稼働できる仕組みのさいたまスーパーアリーナの、最大モードである。この前に格闘技でそうなったのは魔裟斗引退試合があった大晦日、DYNAMITE2009以来ということだから、世間の目も確実にMMAに向いている
そうした今を作ったのは、過去の積み重ねの大きさでもある。今見れば技術的には穴だらけの試合とも言えるが、MMAは今も進化を続けてる。これもひとつの通過点であったと見れば、その因縁も含めて素晴らしいものだったと感じられるはずだ
格闘技が好きな方も、そうでない方も、入場シーンまででも見てもらえたら嬉しい。こうした演出こそが関係性を強調し、だからこそ試合も見たくなる日本MMAらしさなのだ