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趣味ジョセイ 新たな体験!

温泉に入るより、温泉に入ってもらう楽しみを体験してもらいたい。・・・という事もありではないかと考えたんだけどどうだろうか?

はじめに

「ジョセイをゲットした!」「ジョセイとの別れは難しい!」などと書いていると、「あいつはよっぽど好き者だな」と思っている人がいるけど、この場合のジョセイは女性でなく助成の方なのだ。

最近、県や市のジョセイは「2年目以降継続的に行える事」というお題が最近よくつく。そうなると1年目で必要な備品や機材を揃え、2年目以降は助成が無くてもやって行けるようにしなければいけない。

「面白みがない」っていう理由で、1つ2つ今年度は落とされたかな?

面白い・・・という事は、すこし博打的要素が必要で、その場合、博打的要素の思惑が外れた場合は継続的には難しい。そんなにうまいアイデアで継続可能な事は難しい。

灌仏会(かんぶつえ)が採択された

有馬温泉では1月2日、入初式(いりぞめしき)という行事を行っている。少なくとも250年は続いている。

有馬の恩人、奈良時代の行基、鎌倉時代の仁西、両上人に有馬の初湯に入ってもらって、それから一般の人は温泉に入ることが出来る。という事になっている。

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時代によって色々変わってきているが、コロナ前は温泉寺前で行列を組み、温泉街を歩いて有馬小学校の講堂へ行き、講堂の中で行事を行うのだが、まず神式で大国主命と少彦名命にお参りをする。

講堂の真ん中に桶を運び、その桶の中に熱い温泉を注ぎ、湯女に扮した芸妓が踊りを踊りながら櫂で湯をかき混ぜて適温にする。

それを行基、仁西上人の像が置かれている桶に移し、僧侶の読経の中両上人の肩に温泉を掛けるというモノだ。

その湯をかける行為を灌仏という。

この灌仏会を体験プランとして温泉愛好家の方に体験してもらおうと考えた。

ちなみに全国で例があるのかと調べたら、下呂温泉で石像に温泉を掛ける仕掛けはあるみたいだ。

有馬に生まれ育って、5回しか体験した事はない。多くの人は体験できないのだ。

今年の入初式

コロナ下だったので今年は行列は取りやめ、講堂での行事を縮小し、関係者だけで有馬の工房で開いた。

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これはこれで良かったと思う。本来だと多くの来賓に灌仏をしてもらうのだけど、今年は来賓は2名だけ、後は観光協会の理事ばかりだったので、理事が全員灌仏を行うことが出来た。普段人がやっているのを見ているだけだったが、直接像に掛けるという事はけっこう特別な体験だった。

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そこで温泉を愛する人に、この灌仏をしてもらう事をしたら良いのだ。

その為には、像の下の温泉を常に適温にする必要がある。

また温泉の説明をする必要がある。その為に「温泉の湧出の仕組み」これはすでにわかりやすい動画を作成した。「湧き出た温泉のすばらしさを紹介する」これと「行基、仁西、湯女の歴史の紹介」この二つの動画を作成し、モニターで流すことが必要だ。そうそう灌仏の仕方も紹介する必要がある。

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ねらい

これらの設備を整えて、例えば11月14日は「御祖師まつり」というのを温泉寺で行っているが、行基の命日のはずだ。このあたりで1週間。

1月2日から1週間ほど、そして「花まつり」の頃に1週間やれば、夏場以外の秋、冬、春と開催できる。

まずはこの行事を温泉愛好家の人達に知ってもらうにはどうするか!?

その事も考えなければいけない。

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