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洪水多発地帯での年越し

新年明けましておめでとうございます。

アメリカ西海岸は大晦日に「大気の川」と呼ばれる現象に襲われ
大雨となりました。
水蒸気を運んでくる川の上流がハワイ付近なので
別名パイナップル・エキスプレスとも呼ばれます。
ちょっと可愛いのですが、パワーは半端ありません。

私の家はfloodplainと言う洪水多発地帯にあります。
特別に洪水保険に入らなくてはいけないのですが
これまで20年近く被害はありませんでした。
むしろ温暖化による水不足が深刻なくらいだったのです。

そこへ100年に1度の大雨が来てしまった。
サンフランシスコでは大晦日に5.46インチ=138.68ミリ
1849年からの観測史上第2位を記録する大雨となりました。

サンフランシスコで観測史上2番目の大雨

大晦日の朝
「30分以内に近くの小川の水位が堤防を超えます」
というテキストが携帯に届きました。
日本だったら区役所から非常放送などが流れるかもしれませんが
その他には何もなくとても静か。
後で気づきましたが、メールも入っていました。
それでも呑気に構えていて
あとで散歩がてら堤防を見にいこうかなくらいに思っていたら

気づいたら道路が川になっていた

あらら。いつの間に。
洪水地帯なので家は高めに作ってあります。
雨が続いているので、心配なのは車。
この水位の中、安全な場所へ停めに出ました。

水が少し引いたところ

雨は夜までに予報の3倍以上降って
堤防の水位を測るシステムが故障したとの事
2023年への年越しは少し不安な忙しないものとなってしまいました。
これは大掃除をさぼった言い訳でもあります。

そして大気の川というくらいだから
雨の流れはまだまだ来ます。
明日も雨で水曜から木曜にかけて
今回と同じパワーの嵐が予想されています。

すでに地面の水分量が多いので
念には念を入れ
元日から土のう造りをしています。

こちらの土のうはDo it yourself方式。
袋が置いてあるので
自分でシャベルを持って山積みになっている砂を詰めて持って帰る。
たくさん詰めると重いので私は半分サイズにしました。
10個も作ったら汗だくです。

作った土のうを車で運ぶ

体の小さなアジア系女性が黙々と作業をしていたら
砂詰めを手助けしてくれたり
運ぼうかと声をかけてくれる人がいました。
ありがたいですね。
でもそれも全て女性でした。

さて、とんだ新年の幕開けとなりましたが
今年の私はきっともっとパワフルになる事でしょう。
最後まで読んで下さった方
どうもありがとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。


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