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カップラーメンを作る時間で分かるファジの新加入選手解説

はじめに


ご存知の方もいると思いますが、僕はファジアーノ及びJリーグをちゃんと見始めたのが昨年からなので日本人選手についての知識はほぼないです。なので他のチームや選手について知るいい機会にもなるのではないかとも考え、ファジアーノに今冬移籍してきた選手の元チームでの起用法やプレースタイル、今年のファジで使うならここかな?みたいなのを本当にざっくりと解説できればなと思います。この文書は個人の独断と偏見で書かれているのでおかしいところがあれば遠慮なく言ってください、というか教えてください🙏


今年のおおまかな選手移籍について


まずは今年のファジアーノ岡山の現時点でのIN,OUTを簡単におさらいしてみたいと思います!
完全移籍→完  期限付き移籍→レ  育成型期限付き移籍→育 契約満了→満(敬称略)
IN
12/01    鈴木 喜丈(完)       ← 水戸ホーリーホック
12/07    山田 大樹(育)       ← 鹿島アントラーズ
12/14    櫻川 ソロモン(レ) ← ジェフユナイテッド千葉
12/15    井川 空(レ)          ← 北海道コンサドーレ札幌
12/16    高木 友也(完)       ← 横浜FC
12/16    永井 龍(完)          ← サンフレッチェ広島
12/19    仙波 大志(育延)    ← サンフレッチェ広島
12/19    田部井 涼(レ)       ← 横浜FC
12/22    高橋 諒(完)          ← 湘南ベルマーレ
12/26    川谷 凪(レ)          ← 清水エスパルス
12/29    坂本 一彩(レ)       ← ガンバ大阪

OUT
12/01   徳元悠平(完)         → FC東京
12/07   疋田優人(レ)         → 愛媛FC
12/08   成瀬竣平(満)         → 名古屋グランパス→モンテディオ山形
12/14   白井陽斗(満)         → FC琉球
12/18   喜山康平(満)         → 松本山雅FC
12/20   阿部海人(レ)         → ブラウブリッツ秋田
12/21   川本梨誉(満)         → 清水エスパルス→ザスパクサツ群馬
12/23   宮崎智彦(満)         → 福島ユナイテッドFC
12/26   宮崎幾笑(レ)         → いわきFC
12/28   齋藤和樹(満)         → クリアソン新宿
12/28   デュークカルロス(完) → SC相模原
12/30   下口稚葉(レ延)      → FC今治
12/31   ミッチェル・デューク(完) → FC町田ゼルビア
01/05   杉山耕二(レ)         →ヴェルスパ大分
01/05   松木駿之介(レ)      →ヴェルスパ大分

他にもレンタルバックで福元友哉選手、山田恭弥選手がいますが、今回は新加入選手がメインなので割愛させていただきます。
まずこれをみて去年と違う所は若手のレンタル移籍が多いという点だと思います。
昨シーズンはバイス、チアゴ、河井などJリーグをよく知るベテランから佐野、本山、田中雄大などの大卒、高卒の選手と幅広い幅で選手を獲得しています。しかし、今のところの移籍でベテランと呼べるのは完全移籍に移行した永井、湘南から新加入の高橋当たりでしょうか。そして今年のファジアーノは新卒選手を1人もとらず、高木、鈴木を除いた若手選手をJ1、J2からのレンタルとして補強しています。この補強の仕方に不安を抱いている方をTLでもちらほら見かけましたが、僕は全く問題ないと考えています。
なぜなら、チームの基盤固めはフロントが優秀なこともあり多くの選手が残留したことでもう済んでいると考え、不確定要素の強いルーキーよりも、Jの経験を多少なりとも積んでいる選手の方が戦力になりやすいと考えたのだと思います。ルーキーが全員去年の感じだと話が変わってくるのですが(笑)
僕達の目標は今年何がなんでもJ1に上がることで、そのためには一人でも言ってしまえば使える状態の選手がいることが大事だと思います。まだ昇格も確定していないんです。
上がった後のことはとりあえず上がってから考えましょう。


43 鈴木 喜丈


まずは最初に加入が発表された水戸ホーリーホックから完全移籍の鈴木喜丈選手、左利きの24歳で、一昨年出場機会をなかなか得られなかったFC東京から水戸ホーリーホックへ移籍し、初年度こそ怪我に苦しむものの去年と一昨年はスタメンの座を確保。登録上はMF登録となっていますが秋葉監督の元ではCBでの出場がほとんどで、ファジでは徳元選手の抜けた穴を埋める役割として3バックの左で使うことが予想されます。しかし徳元選手のようにクロスやロングスローなどでチャンスを演出するというよりはバイスや柳がセットプレーに参加する際にカバーの役割として後ろに残る、という感じになるかなと考えています。ですが、183cmという日本人としては身長は高い方ではあるので、輪笠や本山、田部井などのボランチ(選択肢が多すぎる)にカバーを任せて攻撃参加、という形も十分に考えられるかなと思います。ボランチの経験もあるのでもしかしたら選択肢のひとつに上がるかもしれませんね!

21 山田 大樹


次は鹿島アントラーズから育成型期限付き移籍で加入した山田大樹選手です。
アンダーの日本代表経験もある20歳で、190cmの身長を持つ大型GKです。18歳で鹿島アントラーズでは初めての高卒ルーキーでリーグ戦出場を果たし、昨シーズンの出場は無いものの、その体格の良さからシュートストップやハイボールの対応に期待大です。
恐らくファジの来年のGK序列的には(あくまで予想ですが)
守護神堀田→第2GK 山田、金山、次点で谷口のような感じになると思っています。
年齢も近く身長も近い谷口とはいいライバルになりそうですね!


18 櫻川 ソロモン


次は、ジェフユナイテッド千葉から期限付き移籍で加入した櫻川ソロモン選手です。
僕は今シーズンの補強で、この補強が一番予想外でした。
予想していなかった理由としては2つあり1つ目はジェフが生え抜きでアンダー代表にも招集され、昨シーズン7ゴールの櫻川選手を同カテゴリーのチームにレンタルするメリットがないこと、2つ目はまあ...デュークが残ってくれると思ってたからですね😢
昨シーズン彼のプレーを見たことがある人は何となく分かってると思いますが、彼の最大の特徴はやはりその圧倒的フィジカルでしょう。
190cm90kgの巨体から繰り出されるヘディングやポストプレーなど、ファジアーノでの役割も変わらずデュークと同じようなプレーを求められると思います。
守備にも積極的に貢献してくれるので、ファジサポ好みの選手かな?とも思っています。
ただ一番の楽しみは、セットプレー時のバイス、柳らと合わせての岡山大山脈の構図を見ることですね!


20 井川 空


お次は北海道コンサドーレ札幌より期限付き移籍加入の井川空選手です。
コンサドーレのユースから筑波大学に進学し、昨シーズン札幌に帰還したものの出場はカップ戦の5試合のみで、武者修行という形で加入することになりました。
足元の技術に長けており、中盤からのゲームメイクを得意とする選手です。守備能力も高く、恐らく岡山ではボランチでの出場がメインになると思いますが、大学時代はディフェンダーのポジションでプレーすることもあったりと、攻守どちらにも対応出来る非常に良い選手です。大学4年生のころ大きな怪我があったり、昨シーズンあまり試合に出れていないことから、少し試合に慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、感覚を掴むことさえ出来れば間違いなくいい補強になると思います!


2 高木 友也


次は横浜FCより完全移籍加入した高木友也選手です。
一昨年は横浜FCで大卒1年目ながらJ1カップ戦も含めて合計34試合に出場、昨シーズンは途中からザスパクサツ群馬にレンタル移籍しましたが、J2合計23試合に出場と、経験は充分過ぎるほど積んでいる選手です。左サイドバック、左ウイングバック、左サイドハーフと左サイドでの出場が主で、ファジでは恐らく3-4-2-1や3-5-2の左ウイングバックでの出番が多いと思います。高い精度のクロスで右の河野、左の高木の両WBでのアシスト量産を期待しましょう!


41 田部井 涼


永井、仙波は昨シーズンもいたので省略させてもらいます🙇
なので次は横浜FCから期限付き移籍で加入した田部井涼選手です。
昨シーズンは合計で16試合に出場、前半戦での出番は少なかったですが後半戦でスタメン争いにくい込み、7試合に先発出場しました。ボランチとしての出場がほとんどで、ファジでも変わらずボランチでの出場になると思っています。ファジに不足している左利きのプレースキッカーという面でもとても期待が持てます。
高木選手、田部井選手共にJ1でプレーできる可能性を捨ててでもファジアーノに1年間をかける強い思いを持って来てくれたのは凄くありがたいことだと思います!
ユニフォームのRYOが永井と被っているので最初はややこしそうですね笑


42 高橋 諒


次は湘南ベルマーレより完全移籍加入した高橋諒選手です。
左サイドを主戦場に名古屋→湘南→松本→湘南とJ1、J2合わせて100試合以上に出場している経験豊富な選手です。
昨シーズンは全て左WBの出場で、同じく新加入の高木とはポジション争いが勃発すること間違いなしです。
稼働率に少しの不安がありますが、J1と違いJ2はそこまで厳しいスケジュールでは無いので疲労での故障は少なくなるかなと思います。
写真はめちゃめちゃ金髪ですがすでに黒髪にしてくれていましたね!

33 川谷 凪


次は清水エスパルスより期限付き移籍で加入した川谷凪選手です。
ジュビロの古川陽介選手、徳島の玄選手と同じ静学出身の選手で、スピードを生かしたサイドアタックを持ち味としたウインガーの選手です。
昨シーズンはいわきFCにレンタルされていましたが、途中出場での4試合32分のみの出場にとどまっており、試合勘の点で少し不安があります。
しかし彼の高校時代のプレーを見た所、足元の上手さはJ2でもかなり抜けているだと思うので、いわきのフィジカルトレーニングを経て実は化けている選手なのでは?と勝手に思っています。
清水からのレンタルなのでホーム開幕戦で見ることは出来ませんが、活躍に期待しましょう!

48 坂本 一彩


次はガンバ大阪より期限付き移籍で加入した坂本一彩選手です。
昨年はU-19日本代表にも選ばれており、J1で9試合に出場し1ゴールを記録しました。
ガンバサポーターの方曰く元日本代表の宇佐美選手のようなドリブル突破を見せてくれる選手とのことで、J1での期待値も高いことが分かります。
3-5-2の2トップの一角であったり、3-4-2-1の1トップとしての起用が主になると思います。
ソロモン、永井とは違ったプレースタイルの選手なので、凄くいい補強だと思います!
佐野とのU-19日本代表コンビで活躍する姿を早く見てみたいですね!


ここまでの補強を終えての開幕スタメン予想(無理)


ここまで新加入選手を超絶簡単に解説してきましたが、最後に現時点での補強を踏まえた上での開幕スタメン予想もしていきたいなと思います。
とは言ったものの、正直スタメン予想難しすぎます。
特に中盤が難しすぎる、なんなんすか河井、田中雄大、輪笠とかがベンチになる可能性がある中盤って...
一応僕なりにも考えてみたのですが、北川社長が今年を「勝負の年」と言っていたことから、恐らくこれからも1つ2つ補強があると思うので、この予想はあくまでも暫定という形で考えていただければ幸いです。

昨シーズン終盤で使っていた3バックを軸に序盤戦は戦っていくだろうなと思っていて、ただそうなるとDF陣の控え枚数に若干の不安があり、4バックで本山を本職のサイドバックに戻し、河野の控えとして残すことも考えてみました。


4バックにすると少し強引になりますが各所に控えの選手が配置できるため、怪我などによる離脱にも対応しやすいなとは思いました。
去年の攻めの形がポゼッションサッカーというよりも、セットプレーやロングカウンターでの攻撃が多い印象があるのですが、今年は中盤でゲームメイクが出来る選手
(井川、田部井)などを補強していることも考えるとポゼッションに寄せる可能性もかなりあると思います。
しかし木山監督はシーズン中に大体6種類のフォーメーションを使い分けていたため、もしかしたら今年も1年中変化する可能性もあるかもしれませんね!

本当にざっくりとした解説になりましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました!
2023シーズン、J2優勝そしてJ1昇格しましょう!

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