見出し画像

環境問題を考える②

2050年温室効果ガス実質ゼロ

10/27 、菅首相から新たな環境目標が宣言されました。この目標を大義名分とした原発の再稼働にも触れられており、今後の動向が注目されます。

今日のピックアップはここ

A day after Suga’s announcement, Hiroshige Seko, a senior official in Japan’s ruling party and former industry minister, called for new nuclear plants to be built.                                While a senior cabinet official subsequently hosed down that idea, saying Japan was not planning new plants but would instead focus on making the existing reactors safer, the broader line from policymakers suggests an increasing openness to the sector.
* hose down =>ホースで水をかける =(発言の)火消しをする

流れとしては

①「現実問題として、二酸化炭素を出さずに大量のエネルギー供給ができる電源は原子力だ。安全に最大限配慮して原子力発電所の再稼働を進めるとともに、新しい技術を取り入れた原発の新設も検討を進めていくことが重要ではないか」

 と世耕参院幹事長が述べたあと、

②「現時点で政府として原子力発電所の新増設、リプレイスは想定していない」

加藤官房長官は原発の新設を否定しました。英文はこの「火消し」のことを指しています。

新設はしないが現存のものを安全に使用していく、ということで「原発そのものがダメ」という世論から「現存のものを使うことは問題ない」世論へとシフトさせようとしているような気もします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?