8年間フリーランスとして生き抜く私の生存戦略
ざっくりとした経歴
大学を卒業した5月、無い内定状態からやっとのことで手に入れたのが、1年間の有期契約社員としてのポジションでした。それは、地域ブランド創造に携わるシンクタンクでの仕事。研修などの形式はなく、いきなり実務を任されました。Webサイトの構築や紙物のデザインなど、実際のフィールドでの実践を通じて学んだことは多い。実際、今でも社会人としての最低限の基礎知識が欠けていると感じることがあります。その詳しい学びのエピソードや方法については、次回の記事で詳しく触れる予定です。
その後、私はシステム会社に転職。地域ブランド創造だけではなく、当時新しい技術として注目されていたARなどのプロジェクトにも携わりました。ここで私は同年代の仲間とのチームでの仕事や、プロジェクトのマネージメントを学びました。
そして、次なるステージとして選んだのが印刷会社でした。デザイナーとして採用されることを期待していましたが、実際には営業の仕事を任されました。3年間、営業としての業務を経験しつつ、イベントの運営や立体物の制作など、幅広い業務に触れる機会が増えました。営業という工程を経ずに直接制作に関わることへの思いが強くなりました。この期間、一般的な広告業界の仕事の流れやブラック労働を経験し、仕事の取り方や納品方法を学べたのは大きな収穫でした。
退職後、出版系の制作会社に飛び込むことを決めました。学生時代から雑誌を作ってみたいという思いがあり、情報誌の取材やデザインなどを1年間行いました。しかし、ある出来事をきっかけに会社を辞めることに。独立する気は全くありませんでしたが、その結果として独立の道を選ぶことになりました。
突然の決断で会社を辞めた私は、まさに「コネなし、金なし」の状態でした。新たな人生のスタート地点で、私の周りには何の助けともなるような繋がりや資金は存在していませんでした。不安を感じながらも次の一手を考えていたある日、営業代行を生業としている人と出会いました。
この出会いは私の人生において、非常に大きな意味を持つことになります。彼からの最初の仕事の依頼は、ある企業のためのチラシの制作でした。この小さな案件が、私が独立して最初に手掛けた仕事となりました。初めての仕事ということもあり、緊張と期待で胸がいっぱいでした。その後も彼との関係は続き、彼の紹介やその縁で繋がった仕事のおかげで、私は8年間、独立という厳しい世界で生き抜くことができました。
あの日、彼との出会いがなければ、今の私は存在していなかったかもしれません。人生には予期せぬ出会いや繋がりがあり、それがどれだけの影響を及ぼすかは、時として計り知れないものです。
と、まあざっくり大学卒業以降、こんな感じの人生を送ってきたわけですが、30台も後半にさしかかりつつある今。ぼくはフリーランスとして8年間生き抜くことができました。
この8年間、どんな戦略で生き抜いてきたのか。
簡単ではありますが、紹介します。
プロフェッショナルにはならない
多くの人は、糸井重里さんのような輝かしいキャリアを持つコピーライターや、国内外の一流デザイナーを目指します。私もその一人でしたが、やがて自分の真の強みを見つけることになりました。
それは、高度に専門化された「スペシャリスト」としてではなく、多様なタスクに対応できる「ジェネラリスト」にありました。
特に中小企業やスタートアップとの取引では、デザインからライティング、プロモーションまでを一手に引き受けることが多く、私の「そこそこ」のスキルが予想外の強みとして活きることを実感しました。
私自身、スペシャリストほど何かが得意でもできるわけでもない。それぞれの項目がそこそこということが、実は私の最大の武器でした。
1件100万円の仕事ではなく、1件10万円の仕事を10件
経済の変動やクライアントの突然のキャンセル。
フリーランスとして働く以上、これらのリスクからは逃れることはできません。
そこで私は、大きな案件を追うよりも、小さな案件を多数受ける方法を選択。これにより仕事の流れを安定させ、収入のリスクを分散させました。
これは現代の「ギグエコノミー」の考え方ともリンクしており、多様な収入源の重要性を再認識しました。
過去にはこんなことも。
1件100万円の仕事がレギュラー化していて、毎月もらえていた時期がありました。
正直この仕事だけで暮らせると思っていました。
この仕事が突然終了。新たな仕事を見つける努力を怠っていたことが裏目に出て、翌月からは仕事に困ったのです。本当に困りました。
それ以降、大きな金額の仕事に注力するのではなく、そこそこの金額の仕事の数を増やすよう心がけています。
この辺はその人の性格にもよると思うし、好みにもよると思うんだけど、ぼくはこの考え方がマッチしてました。
確実な収入源の確保
フリーランスとしての最大の課題は、安定した収入を得ること。
その答えとして私が見つけたのは、「レギュラー案件」の確保でした。
地元のホテルからの月次のプロモーションデザインや、定期的なコンテンツ制作の依頼など、継続的に収入が確保できる仕事を重点的に増やす努力をしました。
私は仕事を「食うための仕事」と「楽しい仕事」とで切り分けています。食うための仕事は、正直楽しくはありませんが、やれば食えるもの。ただ毎月安定して収入が入るので、非常にありがたいと感じています。
このような仕事があることで、他の楽しい仕事も受けることができます。
ネットワークの構築
フリーランスとして成功するためには、単なる技術力だけでは不十分。
まあ、何をもって成功というかにはよりますが。
多くのチャンスや情報は、人間関係のネットワークを通じて手に入れることができます。
私は業界のセミナーや勉強会に参加し、他のフリーランスや企業との繋がりを増やしてきました。これにより、新しい案件の紹介や情報共有の場を持つことができました。
過去には街中で知り合いにばったり会ったことがきっかけで、新しい仕事につながることもありました。顔を合わせていないと、連絡が途絶えてしまっていると、自分のことを思い出してもらえないことが多いですよね。
だから定期的に連絡を取る、顔を見せることで、思い出してもらい、新しい仕事に繋がることが多いです。
人生の解像度を上げ続ける姿勢
技術やトレンドは刻々と変わっていきます。
フリーランスとして市場で生き残るためには、常に学び続ける姿勢が求められます。業種にもよると思うけど、ぼくは新しいモノが好きなミーハーだから、新しいモノは常に取り込んでいきたいと思っている。
私は新しいソフトウェアの習得や、マーケティングの最新トレンドにアンテナを張り続け、オンライン講座やセミナーに定期的に参加してスキルのアップデートをしています。
例えば毎年新しいことを1つはじめることにしています。
それは仕事に繋がっても良いし、繋がらなくてもいい。過去には動画制作やキャンプなんかをはじめてみた。
結果的に全部仕事に繋がっているんだけど、新しいことを始めると視点が増える、見える世界が増えるっていうことがあると思う。実際にプチDIYに凝っていたとき、建材系の仕事があって、そのとき塗料とかそういう話で盛り上がったりもした。
ちなみにこのテキストの95%はChatGPTが書いてくれています。これも新しい試み。
人生の解像度を上げる、上げ続ける作業は継続した方が良いと思う。
結論:自分らしい生き方を見つける
フリーランスとしての生き方、それは他者と比べるものではありません。大切なのは、自分の価値観や強みを理解し、その上での最適な方法を見つけ出すこと。私の経験が、これからのフリーランスライフを考える皆さんのヒントになれば嬉しいです。
普段はYouTubeで全然関係ない動画をUPしてます
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