【意外な落とし穴】法人化して3期目。イマイチ仕事のモチベーションが上がらない理由

はじめまして。おかえりなさい。

前回の記事ではフリーランスとして8年間、どんな風に生きてきたのかをお話ししました。

確か2016年に会社を辞めて、そこから個人事業主として働き続けています。

そんなぼくですが、コロナ禍真っ只中の2021年に法人化し、現在3期目を邁進中です。

でもイマイチ仕事のモチベーションが上がってこないんです。
この記事では法人成りした結果、モチベーションが上がらない理由をご紹介していきます。

なぜ法人化(法人成り)したのか?

多くのフリーランサーや個人事業主が、仕事をしながら一つの大きな選択肢に直面します。

それは、「法人化するか、しないか」という選択です。

私もその一人として、数々の事情や状況を経て、結果的に法人化を選択しました。
ここでは、その背景にあった理由や経緯をお話ししたいと思います。

国民年金だと不安だった

私の仕事は収入の安定性が必ずしも保証されているわけではありません。
そのため、老後の資金について常に心に一抹の不安を感じていました。

特に、国民年金だけに頼ることには限界があると感じていました。
もちろん、年金制度に不安がないわけじゃないですが。

法人化することによって、厚生年金に加入する道が開かれるのです。
これにより、より安定した老後の生活を築くための第一歩を踏み出すことができました。

法人しか参加できないプレゼンへの参加

ビジネスの世界には、多くのチャンスやオファーがありますが、その一部は法人でないと受けられないというケースがあります。

私にも、そんな大きなプレゼンの機会が訪れたのです。

ちょうど法人化を検討していたタイミングでもあり、このチャンスを手にするために法人化を決断しました。
残念ながら、そのときのプレゼンでの案件は獲得できませんでした。
しかし、この経験は私にとって、新たなビジネスの形や視点を持つきっかけとなりました。

補助金を上手に活用したい

事業をさらに発展させるためには、外部の資金やリソースの活用が欠かせません。
世の中には結構いい補助金が存在するんですよね。これらは自ら知りにいかないと知ることができないことがほとんどですが。

たまたま補助金に詳しい専門家と知り合い、彼から「補助金を効果的に活用するには法人が有利」というアドバイスを受けました。確かに、多くの補助金や助成金は法人を対象としているものが多いですし、個人と法人で受けられる金額に差があるものが多いですよね。

このアドバイスを受け、私はさらに法人化への意識が高まりました。

ただ、現実としては、補助金の活用に関してはまだ手をつけていません。そのため、法人化の意義や効果を、補助金活用の面から見ると、まだ果たしていない部分も正直あります。

正直、従業員というか弊社は役員1人だけの超超超超零細企業なので、今後も使うことがあるか?というと疑問は残ります。

というさまざまなタイミングと経緯があって法人成りしたわけですが、3期目を向けた現在、法人化して良かったか?というと、正直微妙だなぁというのが感想です。

法人化(法人成り)をした結果、なぜ微妙と感じるのか?

法人化のメリットは多々語られています。

安定した老後の資金の確保や多くのビジネスチャンスへのアクセスなど、確かに多くの魅力的な側面が存在しています。

しかし、実際に法人化を経験すると、思いもしなかったようなデメリットに直面することも少なくありません。
私もその一人です。
以下に、法人化した結果、私が微妙に感じている理由をまとめてみました。

収入は"会社の"収入

法人化を決断する際、最も大きな違いの一つとして収入の形態が挙げられます。

個人事業主の頃は、仕事をすることで得られる収入はすべて「自分のもの」として受け取ることができました。
しかし、法人となるとその収入は全て「会社のもの」となり、役員として自分自身に報酬を支払う形に変わります。

この仕組みは、どれだけ会社の収入が増えても、自分の手元に入る金額は年に1度しか変更できない役員報酬が上限という制約があるため、経営の頑張りに比例して収入が増える感覚が得られにくくなりました。

この変化が、私の中での頑張り甲斐を少しずつ感じなくさせていったのです。

役員報酬決めがマジで難しい

法人となると、役員報酬の設定は非常に難しい問題として立ちはだかります。

原則として1年に1度だけの変更が許されるこの報酬。

その決定は毎年の決算時期となりますが、この時期は予測が難しく、今後1年間の収益予想などの不確実性を考慮しながらの設定となるため、非常に難易度が高いです。

現状では、税負担や社会保険料の面からも、できるだけ役員報酬を低く抑える方針をとっています。

社会保険料が高い

役員報酬を低く抑える一因として、社会保険料の高さが挙げられます。

社会保険料は思ったよりも高く、特に役員としての自分の分だけでなく、会社としてもその倍額を支払う必要があります。

私のような1人企業の場合、実質的にこれらの社会保険料は全て自分のポケットから支払っている感覚になります。
そのため、役員報酬を軽々と上げるわけにはいかないのが現状です。

税理士報酬が結構高い

法人化には専門的な知識や技術が必要とされるため、顧問税理士を雇うことが一般的です。

私もそうで、決算などの業務を税理士に委託しています。

そのため、毎年50万円〜60万円を税理士報酬として支払うことになっています。
さらに、10月から始まるインボイス制度の導入に伴い、税理士報酬がさらに上がるとの情報もあり、この点も大きな負担となっています。

そらそうだろ、あらかじめわかることだろ。
そんなご意見、ごもっとも。
でも実際に法人成りしてみて、私は上記のことを感じました。

まとめ

いつかは法人成り。
そんな思いで個人事業主として働いてきました。
しかし、実際はいうほどメリットが大きくないな、なんならちょっと損している気持ちにもなります。

法人成りしたい!と考えている人はこんな思いをする人もいるんだぜ、ってことを知っておいてもらえれば……😭

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