【イギリス生活】家電が壊れたはなし。
ここ数日間、クリスマス前でわたしは完全に浮かれていた。
そんな中、我が家の洗濯機が壊れた。
元々物件に付いている、ビルトイン式の乾燥機付き洗濯機。
原因は分かっている。
わたしが、洗濯物を入れ過ぎたから。
さっさと、洗濯を終わらせたくて洗濯物をたくさん入れてしまったのだ。
(壊れてしまったら余計時間がかかるのに)
一応、徒歩10分のところにコインランドリーはあるけれど、結構値段が高いし毎回行くのはめんどくさい。
手洗いで洗濯できなくもないが、脱水を考えるとやはり不便。
以前、何かの番組でヨーロッパ在住の方が水漏れして(洗濯機ではないけれど)業者に頼んだら3ヶ月も待たされたというのを聞いたことがあったので、
「洗濯機が壊れたまま新年を迎えることになるかも」と本気で焦った。
しかし、不動産屋に連絡するとすぐに専属のエンジニアを派遣してくれることになった。
エンジニアから電話で「いつがいい?」と聞かれたので「土曜日でお願いします」と伝えると、快く「いいよ、じゃあ土曜日の朝9時半くらいに行くから」と言われた。
当日、エンジニアは予定していた時間よりも1時間も早く家に来た。
週末なので、のんびり朝ごはんの準備をしていると突然電話が鳴って「もう着いて、外にいるよ」とのこと。(早過ぎる〜)
「もう少し待って欲しい」と伝えると、
10分後に「早くして」と催促の電話が。
慌てて部屋を片付けて家に入ってもらった。
エンジニアはスキンヘッドで黒縁の老眼鏡をかけたおじいちゃんだった。
このおじいちゃん、「俺は、18歳の頃から52年間この仕事してるんだ」と言っていて、何と今70歳らしい。(超ベテランエンジニア)
おじいちゃんは、我が家の壊れた洗濯機を見て、すぐに原因を突き止め作業開始。
イギリスに来てから人見知り気味(言語の壁かな?)の娘も何故かこのおじいちゃんには懐いていて、近くで作業する様子を興味深そうにじーっと見ていた。
おじいちゃんは、終始楽しくおしゃべりをしながら、ものの30分で洗濯機を直してくれた。(スーパーヒーロー)
一時はどうなることかと本気で焦ったが、不動産屋とエンジニアのスムーズな対応のおかげで無事、安心して新年を迎えられそうだ。
もう絶対に洗濯物を詰め込み過ぎないようにしようと心に誓ったのだった。
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