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ヘビイチゴの焼酎漬け

先日、腕がかゆいなーと思ったら、見事に腫れて熱まで持ってしまいました。食われたことすらまったく気づかず……。そんな時、我が家の冷蔵庫で待機している薬の出番です。それがヘビイチゴの焼酎漬け

ヘビイチゴは5月末ぐらいに赤い小さな身をつける草で、蛇も食べないイチゴだとか蛇しか食べないイチゴだとか由来は諸説あるみたいです。木になるイチゴは木苺と呼ばれる一方、野になるイチゴなので野苺とも。とは言っても、このイチゴは食用には向いていないので私は食べたことありません。人によってはジャムにしたり、果実酒にするのだとか。

そんなヘビイチゴの実を焼酎に漬けこんだものは、虫刺されや喉痛にとてもよく効く薬になるんです。焼酎独特の匂いがしますが、これが本当にスゴい。

ここへ越してきた頃、ブヨに食われて酷い目にあったことがあります。太ももや手の甲がボンレスハムのようにパンパンのアッツアツになって、痛くて熱くて痒くてたまらない……!そんな時に義実家から分けてもらったのが、ヘビイチゴの焼酎漬けでした。

使うのは漬け込まれて茶色くなった焼酎です。それをガーゼや手ぬぐいに含ませ、患部に湿布する。すると、数時間後には熱感や痒みが引き、続けて湿布することでしっかり治まります。

効能・効果は個人差があると思いますが、私の場合市販の虫刺され薬よりもしっかり効き目があると感じました。(※あくまで自家製のものなので、ご利用前にパッチテストなどをしたほうがいいかと思います)冷蔵庫に常備していないと、これからの時期は心配になるほど。

義両親に聞けば、昔からある薬だそうです。夫が子どもの頃、風邪で喉を痛めた際は液を浸した手拭いを巻いたのだとか。俗に言う民間療法の類いですが、こんなにしっかり効く民間療法を私は経験した事がなかったので、最初は本当に驚き感動したものです。これも昔ながらの知恵なのでしょうね。

ネットで調べたところ、ヘビイチゴ自体が漢方薬の材料なのだそうです。詳しい成分をぜひ知りたいところです。

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