アラサー女がガンダムSEEDFREEDOMを見て涙が止まらなかった話※ネタバレ有※
ガンダムSEEDFREEDOM【感想】
視聴きっかけ
もうここまできたら。見るしかないんだ。そうだ。
あらすじ
C.E.75、戦いはまだ続いていた。
独立運動、ブルーコスモスによる侵攻……
事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする
世界平和監視機構・コンパスが創設され、
キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。
そんな折、新興国・ファウンデーション王国から、
ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。
感想(大ネタバレ)
恰好良すぎるヤマト隊
新艦隊「ミレニアム」が闇から出現し、ヤマト隊4機がFREEDOMの楽曲を背に地球へ降下していく発進シーン。
ガンダムSEEDというクレジットが出た瞬間に「あ、私、この時代に、SEEDを映画館で見ている…!現実なんだ…!」と、とてつもない感動を味わいました。それと共に私の涙も発進!開始3分ですよ?
映像と音の迫力に、いつもスマホの小さな画面で戦闘シーンを見ていた私は「ガンダムって…でっけー!!!!」と大興奮でした。
今回のキラは人間らしく苦悩します。あれが本来のキラの姿だと思っているので、お!今回は普通のキラ!となりました(DESTINYが異常に達観してるだけ)。
そして今まではっきりとした明言はされなかったけどついに!「愛してる」と言いましたねキラ!待ってた…視聴者ですら待ってたから、ラクスも待ちわびていたことでしょうよ…
アスランのビンタと妄想と最大火力煽り
この人が開始30分は出てこない!アスランファン息してましたか?そしてとてもとても格好いいタイミングで登場するんすよね。
で、今回は迷わない!アスランと書いて「迷い」と呼んでいた私はびっくりでした。
タイミングも言うこともやることも格好いいんだものね。
でも格好いいに振り切りきらないのが我らがアスランですよ。
「俺の知ってるラクスはー」で後ろ全員からの((((はあ?))))みたいな目線。笑
「俺から見たお前(キラ)と一緒にいるときのラクスはー」がおそらく正しい意なのに、言葉足らずな結果、(は?それお前が言うの?)の目線を浴びることになりましたね。流石に気づいて振り替えってたけど全員明後日の方向見て逸らすの笑った。
そしてお待ちかね「破廉恥な妄想」
思考を読まれちゃいけない!でとっさに別の事考えるのはいかにも軍人らしい切替の速さだけど、内容がすっかりオーブに染まりましたわねあなたって感じでとっても最高です。
個人的に一番面白かったのが、シュラとの戦闘。
恐らく言葉を交わすのは初めて同士の二人。(ズゴックの時は喋ってないよね?)シュラに「お前、アスランザラだな?」って言われてさ、開幕一言目が「心を読めるんじゃなかったのか?本当に使えないな」という最大瞬間火力で煽るアスランさん。シュラも次の言葉が「…殺す!!!」でしたからね。
シンって本来はこういう子なんだね泣
シン…よかったね…泣
レイが願ったシンの明日がそこにはあったと思うんですよ…。
信頼できる仲間。正しい力の使い方。自分の信念。
全部が叶っていて、ああ本当はこういう戦い方をしたかったんだなこの子は…としみじみしちゃった。
ラッキースケベとコメディ枠を常に担ってくれて、シリアス展開になりそうな時必ず君が何かしら画面の端でやってて面白かったよ。
シンにミレニアム任されてうれしそうな顔。チャーハン一杯食べてる顔。2皿まるまるスイーツ乗せてルナのところにきた顔。
ルナに勇気出せなくて体育座りしちゃう顔。相変わらずアスランに殴られる顔。もう全部があまりにも小型犬でかわいかった…。
キラにしっぽ振りまくり…。
全員が同じ組織にいない強み
今回の相関図はちょっと複雑で、「あれみんな同じとこに固まってるわけじゃないのか」が第一印象でした。でも、立場上動ける人動けない人がいたり、一組織に固まるとやられるときは共倒れになったり、となにかと今の形がそれぞれを補い合っていてベストだった。ターミナルなんて、カガリが本当は自分の目で色んなところを見て情報を集めたい気持ちがもろ反映されてる組織だからね。
ザフトもザフトでイザークの立場が上がってくれればくれるほど、融通が利くようになってくるので非常に助かる…!
ファウンデーションとラクス
今回今まで全く明かされてこなかったラクスの出生の秘密が明らかになりました。彼女の圧倒的カリスマ性と民衆を導く力は少なからずこの能力が理由だったのかもしれません。(彼女が今持っている価値観が多くの人の心を動かしてるのは大前提として)
何度運命を押し付けられても、私は自分の意志で自分のしたいことをするんだ!というあまりにも強すぎる陽の力…あんなに怒っているラクスは初めて見たので、オルフェにキラを馬鹿にされて相当頭にきていたと思います。デスティニーでもラクスの事に関して人一倍怒っていたキラを思いだして、なんて相思相愛なんだとおもいました。
ファウンデーションの皆さんはAA破壊したので許しません。
コンパスをこてんぱんに叩きすぎちゃいましたね初戦。
あなたたちとは戦歴も規模も桁違いだから、あのメンバーを一度沈めると本当に怖いってのをこっちも思い知らされました。
「忘れてねえよ」
SEEDという作品は、ディアッカの、このひとことに帰結されるのではないかと個人的には思っています。
キラに折り紙の花を渡して民間ポッドで死んでしまった少女、トールやニコルやフレイ。シンの家族。血のバレンタインで亡くなった沢山の人々。トダカ一佐。クルーセやレイ。デュランダルやザラ議長。アスハ元代表やラクスの両親。レクイエムで焼かれた人々。初代3バカとステラ達。
たくさんの人たちの犠牲を出し続けているこの戦争、憎しみが終わらない無くならない消えない。きれいごとを言っているように見える人たちも、幸せそうに暮らしている人たちも決して大きな犠牲を忘れたわけではないんです。
今戦っている人たちも同じ。悲しみを忘れてなど決していない。
「だからこそ、こんな事はもうやめねばならぬのだ!」
始まりから今まで、一番悲惨な状況や戦いを経験してきたあの二人から出る、この言葉が全てなんです。特にあの瞬間はニコルとトールを思い出して言ってる気がして涙止まりませんでした。
この二人に関しては搭乗機体もエモいし、ミーティアつけてエターナルから発進したからほんっとにほんっとに!これを見るためだけに何度も劇場に足運びたいレベル。
個人的に高まったシーン集
これ以上は止まらないのでさっとまとめます。
「ニコルの作戦だな」
ミラージュコロイドをここで使うとは思いもしなかった。でも技術情報はもちろん持ってるわけだから可能だよね。使った場所も…粋でしたね。でもこの発言をアスランがしたときの場にいた人たちは、ニコルの作戦ー?だよね、クルーゼ隊しか知らんもんな
「戦術バジルール!」
ナタルが最後にAAに使った戦術。あのノイマンが回避できなかった戦術です。これをやられた側のマリューとノイマンでやるのがエモいのよ。
バクゥとバルトフェルド
プラントに戻っても戦ってくれてるんだよ、漢だよほんと…
ミリアリアとサイ
サイ!!!!よかった!!!軍に居た!!!
この二人とカガリで出ていくの本当に…!アツいって…
「こいつの闇は深すぎる!」
闇落ち系主人公ですから。もうネタになるレベルですから!
総括
エモさが波のように押し寄せまくる最高の2時間でした。
本編98話を見切って数日後の映画館だったから記憶そのままに見たので余計に…へんに改変して…とかじゃなくしっかり続きとして描いてくれたことへの感謝が止まらない…でも20年経っているということでお祭り感もあるキャラの出し方で…泣きっぱなしでした。
機体に関して全然話してないんですけど、ズゴック見た瞬間に「あーこれファーストみてればもっと楽しめるのか…見ようかな…デュランダルのこと嫌いじゃないしな…シャア…」と思いましたよ笑
ブラックナイツたちが騎士道なのでレーザーの羽根がマントみたいななびき方するの格好良かったね。
やっぱり最後のミーティアと共に現れる新武器とラクスのTT兄弟ポーズですよ…きれいすぎたな…。
私の人生に彩りをありがとう…
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