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007 あまのはら【令和訳百人一首】

【原文】

天の原 ふりさけ見れば 春日なる

三笠の山に いでし月かも

(安倍仲麻呂)


【個人的解釈】

大空を眺めるとみえるあの月は

故郷である春日の三笠山に出ていた月と

同じなのだなあ


【感想】

生まれ育った町とは違う場所で頑張っているとき

ふと、故郷を思い出すこと、あります。

私もとにかく自分の生まれた町が嫌で

東京へ行くことしか考えてない中高生でした。

そして念願の東京。夢見ていたキラキラの生活。

一生田舎には戻れないと思えるワクワクの日々。

それでも、故郷を思い出すことがあるのです。

共通しているのは、今の暮らしがつらいとき。

地元に帰ったほうが、楽しく暮らせるのかな…とか考えちゃうのです。不思議。

そういう時に限って、昔実家で食べてたお菓子とかが目に入って余計感傷に浸っちゃう。

今がつらいと、昔のつらさを忘れてしまう生き物なんだよね。

大ばか者すぎる。


【令和に言い換え】

昔実家で食べてた(アベックトースト)を買った。

自分の年齢や住む場所が変わった今でも

これだけは変わらない味のまま存在している。

※()内はご自身の家庭の味に置き換えてください。


【備忘録】

・天の原:大空

・ふりさく:はるか遠くの方を見る

・三笠山:奈良県の春日大社の東にある山。


【自己評価】

★★☆☆☆

久しぶりに、自分の経験に当てはまる内容の首だったのに

いまいちそれを活かしきれないワードになってしまった。

上手い言葉が思いつかない、、、

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