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001 あきのたの【令和訳百人一首】

【原文】

秋の田の かりほの庵の 苫を粗み

わが衣手は 露にぬれつつ

(天智天皇)


【個人的解釈】

収穫した稲を保管する小屋の屋根がぼろくて

見張り番をしている私の袖は露でびしょびしょだよ。

農民の皆、大変な苦労をいつもありがとう。天皇より。


【感想】

推しから

「あなたの仕事ってこんなに大変なんだね。

いつも頑張ってくれてありがとう」

って内容のメッセージ貰ったり曲発売されたりしたら

テンション上がるよね。

当時の農民の人たちはこの歌きいて嬉しかったのかなあ。

天皇を推しと捉えているのかは知らんけど。

どんなに偉くなっても歳重ねても

他人の苦労を推し測れる人でいたいね。(突然の願望)

頑張っている人に感謝を伝えたいときに使ってみよう。


【令和に言い換え】

人手、物資が明らかに不足していて

一晩患者さんを病室へ案内するのでも

てんやわんやでとても疲れたよ。

コロナと闘っている医療従事者の方々、

本当にありがとう。あなたの推しより。


【備忘録】

・かりほ(掛詞)

①刈穂:刈った稲

②仮庵:農作物の見張りや保管に使う仮に作った小屋

・苫(とま):わら

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