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人間中心デザインの基礎知識が得られる機会を創る途中

これまで何度か、カメラマンや写真に関わるデザインを行う方達向けに、写真に関するHCD(人間中心デザイン)のアプローチについて紹介をする機会がありました。


その度に、HCDの基礎知識を得る具体的な方法については触れることができていなかったのですが・・・一歩前進しました。

HCD-Net「人間中心デザイン(HCD)に関する基礎知識体系を構築」
~今後、基礎知識体系にもとづく研修の実施、認定制度を検討~

産業界をはじめ、省庁・自治体、教育、医療の現場における人間中心デザイン(HCD)の拡がりを背景に、特定非営利活動法人(NPO法人) 人間中心設計推進機構(事務局:東京都新宿区、機構理事長:篠原 稔和、略称:HCD-Net)はデザイン思考、UX(ユーザーエクスペリエンス)デザイン、サービスデザイン、デザイン経営、利用時品質といった分野の基礎となる人間中心デザイン(HCD)に関する基礎知識体系を構築しました。

成果は「HCD(Human Centered Design)の考え方と基礎知識体系~Society5.0・デジタルトランスフォーメーション(DX)時代の人間中心デザイン~」報告書として公開しました。今後、この基礎知識体系にもとづいた研修や、資格認定制度を実施していきます。

報告書のダウンロード先:
HCD(Human Centered Design)の考え方と基礎知識体系(概要版)
 https://doc.hcdnet.org/hcdbasic_digest.pdf
HCD(Human Centered Design)の考え方と基礎知識体系
 https://doc.hcdnet.org/hcdbasic_report.pdf
論文誌「人間中心設計」16 巻 1 号 に、以下のタイトルで取り組みの内容が掲載されました。論文(短報)はJ-STAGEにて公開されています。
人間中心デザイン基礎知識体系の提案
- 日本における“デザイン”の拡がりへの対応 -

知る機会がなければ、HCDやユーザービリティについて考慮したり思い浮かべることもままなりません。この取り組みは、そのための第一歩だと思います。もちろん、写真の領域に限らずに(例えば、ドキュメンテーション領域)。

写真に関わるデザインをしている人たちは、プロのみではなく、現在ではほぼ全ての人々と言えます。

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