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がんばらないと『得』する話

「100%がんばらない方が、結果的に最もパフォーマンスを発揮する」

という話。

「がんばることが、とにかく尊い」

「がんばれば、何とかなる」

「がんばれば成果がついてくる」

そんな風潮、ありませんか?

無意識レベルのスローガンになっている人も多いのではないかと思います。少なくとも私はそうでした。

そんな人にとって目からうろこの真実をお話します。


―ジョギングをはじめたんです。

半ば強制的に家族の誘いでマラソン大会にエントリーしたのがきっかけ。

気乗りしないけど、どこかで長年の運動不足を解消するきっかけを欲しがっていたのは事実でしたので、重い腰を上げて、さびついてゆるみきった身体の「改善スタート」を切ったわけです。

実は過去に何度か「改善スタート」を試みたことはあったのですが、続きませんでした。そこで理由を考えてみたんです。

① なんか苦しい⇒ 苦しい>爽快 ⇒雨が降るとうれしい ⇒気づけば辞める理由を探している⇒フェードアウト」


いつもこのパターンでした。

でも今回は目指すべきゴールがあるため、辞めるわけにはいかない。

そこで

自分が『なんか苦しい』とすら思わないくらい楽に走ってみよう、と思ったのです。

傍からみたら歩いている人が追い抜けるくらいのスピードだと思いますが、おかまいなし。

「楽に走る」

を全ての目的にしてみたところ

不思議なくらい、毎日走りたくなっている自分がいます。

なんだこのかんじ!?

―と、そんなことを思っていたらちょうどラジオでタイムリーにこんなことが語られていました。

「人も動物も、食欲・運動・仕事・勉強、何事も本来は8割がちょうどいい。残りの2割を消化・モチベ維持・情報処理に費やすことができるから」

と。100%詰め込みすぎると、処理にさしつかえてしまいパンパンになり。鈍るんだそうです。動物は本能的に知っているので満腹まで食事をしないらしいけれど、人間はそれができない生き物なんだそうで。

私のジョギングは8割どころか3割程度ですが、余白を残すことで自分にパフォーマンスへの余裕を与えたのでしょう。(本番は8割で走るぞ。)

私のジョギングは次元が低すぎてイマイチですが

思い返したときに100パーセントでやったことって、次の点で劣っていたことに気づきます。

・パフォーマンスのクオリティー

例:ステージでライブをするとき。100パーセントだと間違いなく粗い。客観性が損なわれる。

・定着率の低下(習慣化しずらい)

例:無理なダイエットや筋トレ。長く続かない。

・処理能力の低下

例:受験間近に詰め込みすぎ、長すぎる勉強時間をこなした結果、脳が正常に動かなくなる等

つまり、「残りの2割」を確保したうえでの100%ということです。

なんかわかるんだよなあ。2割確保しないで、しくじった経験が幾度もある自分としては。(最初の子育て初期とかまさにそれだったな。)

がむしゃらさを否定するとかそういうことではなくて、現実的に考えたときのトータルバランスという意味で。

結果を出しまくって、しかも継続している人たちというのは、きっと20%を大事にしているのだと思います。

ちょっと意識的にやってみるのもいいかも。

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