見出し画像

白瀬らへんの話 ⒈


こんばんは。一華です。
これを読む方は、おそらく演劇に沼ってしまった可哀想な子羊です。
だって、俳優や漫画家フォローするならわかるけど、作家のところまで来ちゃうなんて、それはそういうことでしょう?


さて、前置きはここまでにしまして「永遠を、愛を誓います。」の制作秘話を語りたいところなのですが、実はあまり脚本の中身や、結末なんてものには触れる気がありません。というのもぶっちゃけた話、ただの愛の話で、それ以下でもそれ以上でもありません。あなたが感じた事が全てであって良いと思います。私自身もよーわからんまんまだったし、俳優達もわからんまま進んでくれました。というか、愛とか永遠なんて答え無限すぎて無理笑



じゃぁ、何を話そうか。まぁ、ある意味秘話なので興味あったら覗いてください。
知りたいは好きの入り口なので、この際もっと好きになって帰ってください。
こういうやつが作ってるんだと知れれば、話の厚みも変わるかなって。


おそらくここまで来ちゃった子羊は、舞台の魅力に触れちゃった人だと思います。



そう、舞台は面白いです。


ただし「私」が作る舞台が面白いんです!!!!


なんか最強にカッコいい照明



えらい強気やん自分と思われると思いますが、全部の映画が面白いわけないように舞台だって、全部が面白いわけじゃないんです。


なので、シーリアが面白いと思ってくれた方が、より沼れるように演劇の話を少しだけしようと思います。



先ほど、映画でたとえましたが、正直映画はランダムで見ても30%くらいは面白いと思います。理由としては、めちゃくちゃ金がかかるので、ある程度の実績があったり狭き門を潜り抜けた作品しか映画化できないからです。あとは、自分の好みのジャンル、俳優、作家、監督に出会えて推せれば、面白い70%キープできると思います。


しかし、舞台は、どこでも誰でも金がなくても作ろうと思えば作れてしまいます。



これ、非常に厄介な状態でして、良くも悪くもバイトして10万も貯めれば1日劇場借りられちゃうので、ほんとやろうとお思えばやれちゃいます。


なので、やばいです。有象無象に溢れています。



さっき映画がランダム30%と言いましたが、舞台はたぶん1%以下です。


なので、面白い舞台を見たい方は「高くて」「劇場が大きくて」「有名人が出てる」舞台を観に行けば、だいたい当たります。小劇場で当たりを引くのは宝くじ当てるくらいキツいです。



じゃぁ、シーリアがなぜ面白いか?


理由は簡単です。演技が上手い役者とプロ中のプロのスッタフを招いて上演してるからです。すっごいわかりやすい担保です。なので、相場よりチケット高めです。


高いけど、他のどんな娯楽にも負けない凄まじさを再現できます。



あと、うちが特徴的なのは「演劇をそもそも見た事がある、もしくは演劇関係者」の集客を行わない事です。別に差別しているわけではなく、シンプルに演劇の良さを体験したことのない方々に新規層に知ってもらいたい、楽しんでもらいたいからです。




あともう一つ、これはシーリアの考えではなく、私個人の考え方ですが「人の可能性を信じる」というものです。
格好つけて言いましたが、よーするに客をバカにしない作品作りを心がけています。



たとえば、私は「声が聞きづらい」「背中を向ける」「目に見えないものを再現する」などを演出に取り入れています。だって、私が何を伝えたいかわかるはずだから。



もしわからなければ、私の脚本と演出に問題があります。
人間に理解できない想像できないものを作らない限り、絶対に伝わるはずです。


聞こうとして、見ようとすればわかると思うし、それが自分の中で分かった時、きっとそれはとても美しく素晴らしい気づきだと思うんです。



幸い、上記のようなクレームは頂いておりません。
もちろん、頂いてないだけかもしれませんが、こういうやつなので肌に合わない場合は、もっと親切な作品を見ることをお勧めします。



一応、説明しやすいように演劇、舞台、芝居、演出という言葉を使ってますが、実は私はそのどれでもないかもしれません。最近は、そのへん名乗ると怒られるんじゃないかなとヒヤヒヤしています。理由を話すと怒られるかもしれないので割愛しますが、冷やし中華みたいなやつだと思ってください、和食でも中華でもありません。冷やし中華という料理なのです。たぶん、海原雄山にも山岡さんにも嫌がられます(美味しんぼ読んで)


次回は、演出の話をしたいと思います。そっちの方が秘話っぽいかも?
よろしければ、そちらもどうぞー

白瀬一華


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?