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城縫ヰ
2021年2月1日 04:46
見えてくるのは単一の気色と十色の人、人。思うままに歩き、走り、去っていく。意味もなく、それらを見つめては吐き出す煙。ぷかり、ぷかり。形を知らない雲が揺蕩(たゆた)っている。音が響けば、それすら色で、聞くことなく、目の前を過ぎていく。ともすれば、視線がかち合うこともあるわけで。合った瞳の持ち主が、殊に発色鮮やかならば、それは特別な証と一日の気分が良くなる。とはいえ、ぷいと遠ざかるのも風のご
2021年2月1日 04:10
音が響いてる。雫が落ちている様に。波紋が広がっている。線が幾重にも重なる。重厚。絢爛(けんらん)。瀟洒(しょうしゃ)。なんか良い。口を開く。口ずさむ。ペラペラ。ピーチク。思いの外軽い。ショック?通り過ぎる。風の塊。抜ける。抉(えぐ)る土塊(つちくれ)。動く。笑う。いひひ。ぱちくり。うーん?進む。ドキドキ。ワクワク。たったった。眩しい。劈(つんざ)くような。キリキリ。暗闇。影。触れ