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スカイツリーのお膝元、墨田区にやって来た

昨日(2月16日)、墨田区役所に転入届を提出し、正式に墨田区民となった。
とうとう東京都特別区、俗に言うマッドシティ「23区」の一員に。

とは言え、東京都にはもう少なくとも7〜8年は納税し続けているので、調布にいた頃から歴とした東京都民であった。

どう考えてもカタギじゃない人が作ったとしか思えない消火栓標識も見られなくなるんだなあ……。

元いた街、調布・私のお散歩コースにあった怖すぎ標識。
錆びつき方まで怖い。勝手にヤクザ川柳と呼んでる。



墨田区は、言語化しづらいがなんだか肌馴染みがいい。
人や街の雰囲気が調布よりもずっとラフで、地元にいるような安心感を覚える。

新居もすごく気に入っている。
以前と比べて、間取りは1DKから1Rに、平米数は40から30平米に減ったが、最重要視していたのが陽当たりだったため快適に暮らせている。
正直1人暮らしの1DK40平米は持て余している感覚があった。寝室の方が広いつくりで、日中活動したり仕事する範囲は間仕切りによって仕切られると狭さを感じており、家具の配置も非常に難しい部屋だった。
ただ、築浅で北米スタイルを取り入れた可愛いお家だったので、それはそれで好きだった。もやしと苔くらいしか喜ばなさそうな陽当たりの悪さだったが。


新居は、洗面所が異様に下水臭いこと以外はほぼ全て理想通りというか、完璧な部屋。広めのワンルーム、でかいオープンキッチン、築年古いがリノベ済み。バストイレ別で追い焚き付き、陽当たりが死ぬほどよくて、目の前に遮るものが何もない、室内面積に相当する馬鹿でかいルーフバルコニー。
ただただ洗面所がバカみたいに臭い。うがいしたら嗚咽するほど臭い。我慢ならず管理会社に問い合わせたくらいには臭い。
あまりにも臭いのでググった際、サジェストに「新居 洗面所 臭い」というのが出てきたからままあることなのかと思ったけどそれでも異様に臭い、ほんとおかしいくらい臭い。それ以外は最高だ。

家賃は2月1日から発生しており、何度か掃除やベッドの組み立てで引っ越し前から来ていた。ベッドの組み立てを手伝ってくれた大学時代の同期に「『花束みたいな恋をした』の部屋みたいだね」と言われたのに最後「あの映画は観るだけ時間の無駄だったなあ」と言われた。私もその感想には同意するが、褒められたのか貶されたのか分からなくなるから言わなくて良かったことなんじゃないかと思う。




この部屋はスカイツリーがものすごくよく見える。
ふと、スカイツリーを見ていつまで喜んでいられるだろうと思ったのでつぶやきを利用して記録してみようかな、などと思っている。
引越し当日の一昨日は「わ、オレンジだかわいい」と思って、昨日起きた時「おースカイツリーだ」となって、区役所まで歩いて行く途中で3回くらい写真撮ったし、夜は「今日は寒色系なんだなあ」と思っていた。今日は隣駅まで散策しながら見上げて、喜びよりも驚きが大きかった。普通に生活してて突如建物の隙間から異様なデカさの建造物が現れる感じ。遠近感で景色の流れてくスピードが歪む感じ。多分ゴジラとか現れたらこんな感じかもと思って見ていた。色はレインボーだった。休日だからかな。

高校生の頃には出来上がっていたスカイツリーだが、展望回廊は1度も登ったことがない。いつか登ることがあるのだろうか。
つい1年前くらい、都庁展望台に登った時、足が震えるほど怖かったから、もう登れないかもしれないな。高いところが楽しくて無邪気でいられた期間はもう過ぎてしまった。今は、この瞬間、震災が起きたら、とか考えてしまう。観覧車にも乗れないかも。ロマンティックなスポットからどんどん遠ざかって行く。

「土着の宗教としてのスカイツリー」看板、私もこういうの探して歩こうっと。信仰対象。



そんな感じで、どうぞよろしく、墨田区。
いつまで暮らしていくんだろうね。

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