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共同シナリオ第二編 2話目

Bが鞄から取り出したのは、一冊の古びたノートだった。

A「は?ノート?これの何が、、、、!?」

B「気づきました?」

Bはニヤリと笑った。

Aの顔が急に赤くなる。

A「これって、、まさか俺の中学生の時に書いた、、!」

B「そうそう!そうです!Aさんが中学生の時に書いていたポエム集、、」

A「おいおいおい!! デカい声でそれ以上言うな!」

B「えー??何がダメなんですか?笑」

A「いや,てかなんであんたがそんなもん持ってんだよ!」

B「それは企業秘密ですよー。というか、あんたなんて言っていいんですかー?笑 『1/5の純情な感情編』に書いてある事でも朗読しちゃおうかなぁー?」

A「すみません。勘弁してください。Bさん。どうか、それだけはやめてください。」

B「ね!言ったでしょ!そんな態度とっていいんですか?って!」

A「よく分かりました。というか、Bさん。あなた何者なんですか?俺は全然顔にも名前にも覚えがないわけだけど、、!」

B「まぁまぁ。一旦、その話は置いときましょうよ。それより,もっと面白いもの持ってきたんですよ。」

Bはまたしても鞄をゴソゴソとあさって、何かを取り出した。

A「は!? Bさん、あんたまだ何か持ってるのか!」

B「そうですよー。はい、これ。」

Bが差し出したのは1枚の写真だった。

A「え、、、。これは、俺の、、、。」

Aは悲しいような、懐かしいような顔をして、目からは涙がつーっと流れていた。

第三話へ続く。

出席番号2番 越智

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