【ボカデュオ】night cruise / そるちゃんず

んちゃ!白波海音です。
ボカデュオ「night cruise / そるちゃんず」聞いていただいた方ありがとうございました。

まずはそるちゃんずの二人、マジでありがとうございました。超楽しかったです。また機会があればぜひ。曲送りつけるかもしれん。カワイイ系やろうねという話が実現できなかったのはすまん。。。という感じです。
この曲調や音像になったのはどう考えてもボーカルがそるべだったからだし、動画のテイストもこまさんのイラストが上がってきたタイミングで決まりました。二人がここまでくみ上げた曲です…!

あと僕が音作りで悩んで「Vitalじゃだめかな、SERUM買うべきかな…」とツイッターでぼやいていた時に空リプでVitalでもいけるぜと教えてくれたyuzaneさん、ほんとうに圧倒的大感謝です。個人的には参加カードのotherのところにyuzaneさんいてもいいんじゃないかレベルで助かりました。この場を借りてという形にはなりますがありがとうございました。これからもVitalとともに生きていきます。

というわけで恒例のライナーノーツです。
まずは音作りから!

Vitalに多少詳しくなりました。ウェーブテーブルシンセ、面白いです。
冒頭のキラキラはCubase付属のHALionに入っているカリンバとオルゴールを混ぜ混ぜ、コード系やプラック系はすべてVitalで作っています。そこにみんな大好きOTT、Cubase付属のEQやコンプ、サチュレーター、イメージャーあたりで音を作っていった感じです。いうても結構プリセット借りたり音作り解説動画見まくったりしました。
FX系やリズム系はCubase付属のgroove agentでほとんど埋まっていて、イントロのしゅわしゅわとかは、いつかのタイミングで買っていた jersey club系のサンプルパックからです。
あんまり買ってないしspliceも登録していないので、基本ほぼVitalと付属音源でやってます。
ベースはVital+いつものATELIER Zです。2Aは弾いてます。スラップ映えするサウンドですね。
ギターはLがジャガー(もらいもの)です。右はテレキャスターです。倍音がたくさん出るギターしかなかったのでちょっとミックスしにくかった。個人的に一番すきなポイントはAメロ左でずっとなってるハーモニクス音です。これ元ネタがあって、藤沢ハルカ,星宮とと&TEMPLIMEに「ともだち」という曲があるんですけど、その曲の冒頭右でずっと鳴ってるギターの音リスペクトです。この曲ま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~じでいいのできいてほしい、あわよくばアルバム「TIMESURF」を通しで聞いてほしい、単曲で聞いた時の「ともだち」もめちゃいいんだけど、通しで聞いた時の「ともだち」はガチで泣く。大の大人がわんわん泣く。まじで全曲いいとかいうレベルではなく音楽アルバムとしての完成度がカンストしてる。僕の音楽観はこのアルバムに触れてかなり形成された。。。
ちなみに藤沢ハルカという人物はこのアルバムの中にしか存在しません。あんまりいうとネタバレになるのであれですがそれも含めてめちゃいい。まだの人は聞いてくれ。。。たのむ。。。

オケで狙ったところはFutureBassでもなくギターロックでもなく、という着地点です。イントロ~1サビあたりは結構エレクトロ+ギターのアルペジオで構成されてて、2A最後~ドロップ(みたいなところ)がバンド、後半からエレクトロに戻る形です。一貫してダブステップ系のドラムを鳴らして統一感をどうにか持たせた形になります。ドロップ(みたいなところ)、いいよな。「ぽちょん、ふぉわぁぁぁあああ!」のところがめっちゃそれっぽくて好きです。

そるべの声がやさしいので、シンセもちょっとやさしめがいいのかな~みたいなことを考えつつ、ギターが真空管の暖かい感じになったのでちょうどいい感じに落ち着いてくれたのかもと思います。

歌詞!

誰にも見えない 静寂(しじま)を泳いでいる
濃紺の海を流れ星が滑る
溶けていくの わたしの声が
あなたに届く前に

誰にも言えない 秘密が欲しいよ
明かせば夜空が崩れてしまうような
儚さとか 切なさとか
そんな言葉で言いくるめて

一つだけ世界に願っていいのなら
「どうか夜よ永遠で」

熱を冷ます柔らかな夜に
彗星が一つ光った
ふわふわ漂う 私は星の欠片
困ったな、夜が綺麗で

一口分のリキュール含んだ
甘い果実が私を揺らす
特別なんかじゃなくてもまた会えるかな
季節が私に色を刺す

誰にも見えない 静寂を泳いでいる
濃紺の海を箒星が滑る
惑星は独楽のように廻り続ける

曲のコンセプトはネガティブな意味での「夜が終わんないといいな~」というところです。特に何が起きるでもなくぼんやりと夜を過ごすという情景の曲。

誰にも見えない 静寂(しじま)を泳いでいる
濃紺の海を流れ星が滑る
溶けていくの わたしの声が
あなたに届く前に

誰にも言えない 秘密が欲しいよ
明かせば夜空が崩れてしまうような
儚さとか 切なさとかそんな言葉で言いくるめて

一つだけ世界に願っていいのなら「どうか夜よ永遠で」

熱を冷ます柔らかな夜に
彗星が一つ光った
ふわふわ漂う 私は星の欠片
困ったな、夜が綺麗で

夜って綺麗だな~というのをいろいろな言い回しで表現してます。
まじでそれだけ。

一口分のリキュール含んだ甘い果実が私を揺らす
特別なんかじゃなくてもまた会えるかな
季節が私に色を刺す

誰にも見えない 静寂を泳いでいる
濃紺の海を箒星が滑る
惑星は独楽のように廻り続ける

ボカデュオというイベントだけで発動される自分ルールがあって「一緒にチームを組んでいる人の要素を歌詞に入れる」という縛りの元歌詞を書いています。
後半の前半はそるべ、後半はこまさんの要素で歌詞を書いてます。本人たちにはあんまり言っていませんが。

一口分のリキュール含んだ甘い果実が私を揺らす
特別なんかじゃなくてもまた会えるかな
季節が私に色を刺す

ソルベとはどういうものなのでしょう?(NHK感)
「果汁または果汁シロップに、シャンパン・リキュールなどのお酒を加え、凍らせもの。」だそうです。これが一行目。そるべって何?というところです。
二行目は「また会えるかな」のところのキメが先に出来上がっていて、そこに合うように歌詞を書いていきました。とんでもない複雑なことをしていなくても何度も聞いてねという願いです、みんなへの私信。

「季節が私に色を刺す」のところ、動画だと「四季が私に色を刺す」になっているのですが、読んだ通り季節が変われば彩りや雰囲気も変わっていくよねというところも言いたいのですが、そるべのイラストを描いている絵師さん(いわゆるママ)が「しき」さんで、しきさんが色を足していくことでそるべという概念が生まれてきた、というところを書いています。しきさんのボブミクまじでかわいいのでみんな見てくれ。。。

誰にも見えない 静寂を泳いでいる
濃紺の海を箒星が滑る
惑星は独楽のように廻り続ける

こまさんゾーンについては割とわかりやすいかもですね。
「箒星が滑る」というところは最初のAメロの流れ星から引き継いでいるのと、絵筆って見方によっては箒っぽいよなと思って歌詞を変えています。
あとは「独楽」。読んだ通りです。

そるべとはボカデュオ組む前から知り合いだったので結構たくさん入れれたのですが、こまさんとはマブというところまでは距離を詰められず、、、これからより仲良くなれたらいいなと思っています(こっそり)

ボカコレ終わったあたりから、超ボーマス準備&ふかみ祭&ボカロック投稿祭と並行して作っていたのでそれなりにきつめのスケジュールで結局二人もぎりぎりのスケジュールで進めてもらうことになってしまい、ごめんなさいの気持ちもありました。僕がボーマスのふかみ祭とかの着手を始めたあたりで「Pさんから曲きた!歌いやすい曲で神!」という歌い手さん達のツイートをみて申し訳なさで死にかけてました。なんでもかんでもやります精神が裏目に出たかもしれない。。。

そんな感じで長くなったのでこのあたりで!次はいつになるかわからないけれど、そのうち曲がでます!よろしくね~!


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