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児童会はぜひ役員選挙して

           宮崎日日新聞の「窓」に投稿2019年5月
 児童会役員選挙を行わない小学校が増えているらしい。県内でも選挙をしていない学校が大方ではなかろうか。平成10年、娘から私の母校が既にそんな状況であると聞き、驚いたものだった。

 一方、選挙を実施し自治教育をしっかり行っている学校もある。愛知県の成岩小では昨年26人が立候補したそうだ。選挙運動期間中の給食時間などに支持を求めて各クラスを回る。4年生以上が投票や立候補でき、3年生はオブザーバーとして参加。
 「選挙に早くから慣れ親しむことが、積極的な立候補につながる」と校長。候補者に目が行きがちの立会演説会では、投票する生徒が「演説から誰を選ぶか考える」という、主権者教育効果も期待できるだろう。

 私もかつて、同級生の女子の立派な演説に感動して1票を投じた。今でも、その鮮烈な経験は私の根底に生きている気がする。
 各選挙で投票率が伸び悩み、主権者教育の充実が問われる今、小学校の児童会役員選挙を復活させ、早い段階から自治活動を体験させてほしい、と願う。

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