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ハノイ制服図鑑/丸亀製麺はMarukame Udon

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丸亀は地名としてはMarugameで、ここのブランドネームもMarugame Udonですが、ベトナムではなぜかMarukame Udonです。理由教えて~、眠れなくなっちゃう~~

それはそれとして夢にまで見た丸亀製麺。5年くらい前にベトナムに進出して、今は12店舗まで広がりました。ここはハノイ1号店です。
ニッポンのこの種の店は一風堂もペッパーランチも、買収されるほど人気の大戸屋も、ほぼすべてがホーチミンに最初に来て、うまくいったらハノイにも出てくるというパターンです。

ニッポン人の固定化したベトナム観を反映したモノとも言えますが、ホーチミンのほうが出店しやすいという具体的な根拠は在留者が若干多いという以外、何もありません。錯覚です。
そもそもニッポン人だけが相手では商売が成り立ちません。
ホーチミンのほうが住民の平均収入がちょっと多いとか、生活がアカ抜けているとか、1年中夏で緊張感がないとか、違いはいろいろありますが選ぶ決め手にはなり得ません。

マックもスタバもホーチミン先行で結構ウケて、ハノイに出てきたモノの今イチお客の入りがよくないのは事実です。ハノイ人ならバインミー食べてベトナムコーヒー飲むべ、みたいな気風があるからです。
ラーメンはセカイ的にナウい食べ物なのでハノイでもそこそこお客は入っています。カップルで行く、ちょっと豪華な夕食です。欧米、中南米、アジア系にも人気です。一風堂、早く来てー。
うどんはと言えば、伊勢うどんが起源のCao Lauがホイアン名物にありますが、全国的に流行っているわけではありません。難しい分野です。

ここは看板にもある通りUdon & Tempuraで勝負しています。2枚看板。
天ぷらはベトナム人にも人気で目の前で揚げて食べさせる店もあります。
天ぷらとカツの違いにはこだわりはなく、要は揚げモノ。ベトナム人とニッポン料理屋に行って食べたいものを選ばせると、テーブルの上が茶色に染まりますから。

話が逸れました。
この日は11時に朝抜きのブランチで、肉うどんのLサイズに烏賊と竹輪の天ぷらを取りました。ワタシ、竹輪天ぷら大好きです。
あとは朝走って喉が渇いていたので御ビールはサッポロ。〆て200k.ドン≒920円。
フリートッピングは天かすを増量して、その上にパクチーをどっさり載せました。パクチー載せはベトナム店ならではの楽しみでしょうか。それとも台湾や中国やインドネシアでもあるのかな。
青臭いパクチーが天かすの溶けた甘辛いつゆと見事なハーモニーを奏でます。

本題です。ここの制服は極めてシンプルです。調理部門のヒト達はいわゆる調理師的な格好をしていますが、一般スタッフは白いTシャツに黒エプロン、黒帽子です。
背中には大きな角印ロゴ。よく見ると製麺の製の字が正式ロゴと若干異なるし、字の配列自体が違います。
もしかしてウラ丸亀か? バッグのK2とか、味噌煮込みうどんの本店と総本家の仁義なき戦い、みたいな。
(筆者注:Websiteにはベトナム店も載っているので、たぶんウラではありません。)

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