見出し画像

「落ちているボールを拾う」ことで変化したこと|新卒エンジニアの場合

こんにちは!2022年に新卒としてLayerXに入社したkiyoです。
現在はバクラク請求書のエンジニア(兼スクラムマスター)として働いています。余談ですが、最近髪の毛を坊主にしたおかげでドライヤーの時間が激減して最高になりました。

本記事は「LayerXアドベントカレンダー(概念)2022」25日目の記事です。
24日目はmaroさんの「挑戦を応援する」だったら挑戦しずらいけど、「NoじゃなきゃGo」があるから入社1ヶ月でも挑戦できた話(LayerX入社エントリー)でした!

今回は新卒としてLayerXに入ってからどのようなことをしてきたか、意識してきたかについてお話ししていこうと思います。

入社してからやったこと

入社したばかりのときはドメイン知識も足りてなく、自分で仕様を切ることなどもちろんできないし、プロダクトのコードの理解も他の社員の方と比べて明らかに劣っていました。
そんな状態からいち早く抜け出すために以下のようなことをやっていました。

機能改善や新機能の開発

当然のことなんですが、自分の担当しているプロダクトの機能改善や新機能開発をやっていました。
ただ、ドメイン知識のキャッチアップをしながらで、既存コードのことも把握しきれていなかったので自分1人で開発をやり切るのは難しかったです。
なので社内の様々な方にサポートしてもらいながら仕様を一緒に決めたり、手厚いレビューをしてもらいながら開発を進めて行きました。
サポートしてもらいながらではあったものの、自分で考えて機能開発を進めたことで、開発を担当した機能の周辺知識はかなりついて行きました。

具体的にやってきたことなどは6月に書いた記事をご参考ください。

落ちているボールを拾う

また、スプリントのタスクとして行なっている新機能開発や機能改善の他に「落ちているボールを拾う」ということを意識的に行なっていました。
これに関しては自分の担当しているプロダクトに関係なく行うようにしていて、

  • バグや問い合わせの調査と対応

  • テストカバレッジ向上(計測する仕組み作りと実装)

  • チーム間コミュニケーションの推進

  • インシデント対応

  • 他チームで工数のかかっていた業務の自動化

など、責務があいまいになりがちなタスクや、他タスクより優先度が低くなりがちだけど重要なことを積極的に対応していきました。他にもプロダクトの知識が豊富な既存のメンバーに業務が集中してしまっていたので、スクラムマスターを引き受けて一部の会議の進行やスプリント進行に責任を持つなどもやっていました。

どうして落ちているボールを拾うことを意識したのか

LayerXはスタートアップなので、まだまだ人手が足りずに落ちてしまっているボールが山ほどあります。
その中には失敗を過度に恐れなくて良く、役割がまだ明確ではない新卒だからこそ拾えるものもたくさんありました。なので積極的に手をあげて、様々なことに挑戦するようにしていきました。また、ドメイン知識や技術力が足りていない状態だからこそ、視野を広く持って様々なことを経験した方が良いという考えもあったので様々なボールを拾うように心がけていました。

そして、LayerXには「ボールを拾う人が偉い」という文化があります。

先日、代表の福島さんが公開した「LayerX羅針盤」にも載っているのですが、この文化が後押ししてくれていることもあって、積極的に落ちているボールを拾うようにしていました。

意識した結果どうなったか

プロダクトに対する理解がかなり深まる

各スプリントで担当する開発以外にも、様々なことに対応するようにしたことでプロダクトに対する理解がかなり早く進みました。バグや問い合わせの対応、テストの実装などをすることで既存の仕様やコードを理解することができたし、機能開発を進める際にもスムーズに実装をできるようになっていきました。また、スクラムマスターとしてチームの取り組んでいるタスクの大枠を把握するようになったことで、新しく開発される機能に関してもなぜそれが必要で、どのような機能なのかをある程度把握できるようになりました。

頼ってもらえるようになる

また、入社してから半年間ボールを拾うことを意識していたら多少は周りに頼ってもらえるようになったと感じています。担当しているバクラク請求書で大きめの機能をいくつか開発するようになったり、他チームの方からも質問や依頼を受けることも多くなってきました。チーム内外問わずボールを拾うことを意識したおかげで早い段階で頼ってもらえるようになり、任せてもらえる業務の幅も広がっていったので、ボールを拾うことを心がけてきてかなり良かったなと思っています。

さいごに

入社してから今まで、ボール拾いを心がけてきたおかげでプロダクトに対する解像度が高まり、事業の成長に貢献できるようになってきました。
ただ、自分の担当しているプロダクト以外に関してはまだまだ貢献できていない上に、解像度も高くない部分が多いです。
LayerXには「20%口出しルール」というものもあり、領域を横断した貢献は良しとされる文化があるので、他プロダクトや他チームの解像度をもっと上げて、色々なところに貢献できるようになっていきたいと思います。

LayerXでは新卒採用も行なっているので興味のある方はぜひエントリーしてみてください!


いいなと思ったら応援しよう!