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とあるシナリオライターの雑記2『変人でもシナリオが書ける不思議』


当の僕もよく変だの狂ってるだの言われて、その度に男泣きしてるんですが、涙したあとにいつも思うんですよ。
シナリオではごく普通の人物が書けるのになあ、と。
じゃあその人物を模倣して生活すれば変人だと言われなくなるのでは? と思ってはみるものの、なぜかできない。
どうなってんだこれ。
まあ、でもクリエイター系の人って変な人多いし、そういうものなのだろう。と、早々に結論付けてきた。
でもやっぱり不思議なことではあるから、たまに考えては見つかりそうにない答えを求めて思考の海を泳いでいる日々。

まあ普通に考えて、創作と現実がそう易々とリンクするはずないし、表題について答えを強引に導き出せと言われたらできそうですらある。
やらないけれども。

ちなみに、10年ほどシナリオライターを続けてきて、変人であることが理由で困ることはたまーにあった。ただ、大したものじゃなかった。
しかし、ゲーム会社に常駐してるときは結構悩まされた。クリエイターであり、同時にサラリーマンでもある場合は、変であることがそこそこマイナスになる。
空気読めないに変換されてしまうことが多いから。
でも空気読めない人のほうが正しいときもある。変は変であって、悪ではないし。

クリエイターと括ったけど、シナリオライターには特に変な人が多いような気がする。
そしておそらく、ほとんどの人がその自覚なく暮らしているし、変でも成功してる人はいる。

ただ、10年もやってると、どういう人が残って、どういう人が消えていくのかも傾向がわかってきた。
変な人でもシナリオは書けるし、なんならごく普通の人より向いてるんじゃないかとすら思う(思わせてくれ頼む)。
でも、悪いことをして成功した人はマジで見たことがない。
一時的に成功っぽい状況になったとしても、長くは続かない。

まあ、そんな当たり前のことをつらつらと書いてしまったわけだけど。
ほら、雑記だから許してよ。


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