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そんなに悩まなくていいからね

人様のお悩み相談を受けることが多くなりまして。
悩みに支配されている時って必死だし、悲壮感に飲み込まれてしまうけれど他人のお悩みを聞くことで自分の問題が不思議と解決したりするもの。
「そんなに悩まなくてもいっか〜」と思えたらいいですよね。

白川悦子 自己紹介
年齢が上がることを受け入れられない40代を過ごし、年齢のサバを読み続けて干支が一周したことで我に返った54歳。
「フェムケア」を"ホルモンの揺らぎがある女性のためのケア全般” と定義して、どの年齢の女性をも輝かせたいひと。きれいで可愛い女性が大好き。
メノポーズコンシェルジュとして婦人科診療にかかわるナース。



本日のお悩み相談


Q、夫がオオカミなんです。。。

夫に腕枕をしてもらって眠りたいのですがセックスはしたくありません。
すぐそういう流れになるので、夫が眠ってからしかベッドに入れなくて嫌になります。     (Aさん 45歳)

A、それはそれは。(笑)

まず、ご主人様が健康で奥様を好きでいてくれることが素晴らしいですね。
いくらオオカミでも嫌いな女に触れたいとは思わないでしょうから、まずはご主人の健康と愛情に感謝しましょう。
とはいえ、この問題にお悩みの方は結構多いです。
45歳といえばエストロゲンの分泌も変動が大きくなってくる時期ですから、体調も万全ではないかもしれませんし、性欲の減退やフェムゾーンの変化に伴う性交痛を感じる方も多いです。
どれもこれもエビデンスに基づく解決策があります。
まずは自分自身のカラダの変化をじっくりみてあげましょう。

セックスの頻度の好みは人それぞれですが、パートナーとの希望がぴったり合う方が稀です。
ご自身の希望の伝え方はどうなっていますか?

これはセックスのことに限らずなのですが、自分が「こうしたい」、「これはやめてほしい」という気持は直線的に伝わっていないことがほとんどです。会話は言葉のやり取りですが、誰しも独自の価値観フィルターを通して聞いているので、伝えていても伝わっていないことが多いのです。
何度も言葉を変え、こういう意味で言ってるけれどどう思う?それについてはいいかしら?など何度も相互に確認しあって進めるのが会話です。

わかってもらうために不機嫌さを顔で表現したり、口調を乱暴にしたり、ドアをバタンと音を立ててみたり、・・・こんな表現は100%伝わりません。
知らないうちに自分自身も更に不愉快になっていきます。

本題に戻りますが、
話し合いもせず、あの人はわたしの事を性欲のはけ口にしている…とか、
わたしの事を何もわかってくれない…などと考えるのは無駄な時間です。
伝えていないものは当然ですが伝わりませんし、あなたの頭の中にあることもほぼすべて妄想です。
「あなたの事はとても大事だし、そうやって触れてくれる気持ちはうれしいけれど、わたしは今とてもあなたの身体を受け入れる状態にないからわかってね」と何度も伝えましょう。
これは一度ではなく何度も。優しい口調で。
求められるタイミングではないシラフな時に真顔でちゃんと目をみて言うのがコツです。
それでも力づくで求められそうなら、枕の下ににサランラップの芯を準備しておいて殴ってしまいましょう。
ご主人があなたに心を砕いてくれるのを感じられたら、神対応ぶりに感動してあなたもご主人のペースに少し寄り添えるかもしれませんね。

何事もお互いに言葉で交渉するのがベストです。
健闘を祈ります!


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