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オリジナルの詩と少年詩(言葉のフリー素材:発表済み含む)

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コツコツと書き溜めている詩と少年詩「言葉たち(フリー素材)」です。こちらのマガジンを有料にする予定はありません。朗読動画、楽曲の歌詞、紙芝居の原作、キャッチコピーとしての利用等、…
運営しているクリエイター

#散文

詩「騙されていたなんて」

騙されていたなんて 思いたくない あなたの笑顔はやさしくて とても輝いていたから 嘘つかれ…

詩「雨に濡れる月曜日の朝」

雨に濡れるシティーホテルの朝 甘ったるい偽物の グレープフルーツの風呂に 首までつかって あ…

詩「アリエナイ仮定」

ひどい目にあったねと 私の背中をさするあなたに 身をゆだねようとした瞬間 僕の子どもだと思…

詩「悪魔」

あなたの声が悪魔になった うちの旦那は働くのよ あたしの為に働き続けるの あたしより早くに…

詩「仏花を抱えて」

家に閉じこもりの私を 気分転換に  無理やり市場へ連れ出して 人混みにもまれて 息をつく  …

少年詩「ぼくんち」

ぼくんち金持ち からっぽんち 昨日 ごうくんがうちにきた おやつのプリンと こうかんじょう…

詩「雨に濡れる月曜日」

雨に濡れるシティーホテルの朝 甘ったるい偽物の グレープフルーツの入浴剤を入れた 湯船に首まで浸かって あなたの出勤する音を聞く 私の恋人から 会社員へ 少しずつ変わる姿を 見たくないから ダラダラと バスルームから出られない あなたが何か喋って あなたの影が消えて 雨に濡れる月曜日の朝 ひとり残されたホテルの一室で 電気ポットの湯を沸かし プラスチックの白いカップに珈琲を入れる 安っぽいインスタントの味に安堵する おいしいねと 嘘をつかないといけない相手はもういない

詩「イタイところ」

イタイ所を突かれた映画だった 僕があの人の為に してあげたと思っていたことが まったく 逆の…

詩「二人だけ」

ほんとうに好きになった人は 二人だけ この世にたった二人だけ たくさんの人と手をつないだけ…

散文詩「平日の午後」

妬いてもらえる内が華よ そんな風につぶやくあなたに 相談したのが悪かったのかしら 平日の午…