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夜空の階段に 色はない あるのは形と とうめいなステップ そこに 階段があると信じて 一つず…
もう心配しなくていい 言葉は少しの間 迷子になって キミに届かなかっただけ もう顔を上げて …
あなたを殺した命日に どぶ川の土手に咲く花よ 足を止めて眺めてしまうのは あなたを想う心の…
おもいでキラキラ 砂糖菓子 まぶたに焼きついた 風景に 時がたって 色味が増して 音をなくし…
ぼーっとひろがる 空かと思えば そこは ただただ おしだまる海 朝もやの中 踏み出せば あち…
とびたい あの頃みたいに とびたい 力強く もう何年も前のこと ただ 引きずっているだけの 馬…
ぼくが詩を書くとき なんにだってなれると思っていた 鳥にだって 猫にだって 犬にだって 草をかき分けて進む 大人じゃなくて 草に埋もれて泣き出す 子どもの気持ちも わかるはずだと信じていた でも ぼくが詩を書くとき 神様になれるはずはない 鳥はそっぽをむき 猫は逃げて 犬は牙をむく 草をかき分けて進むつもりが 草の名ひとつわからずに 草の中でひとり途方に暮れる ぼくが詩を書くとき #詩 #人生の詩 #言霊さん #言霊屋
ゆびさきかじかむ さむい夜 二つ 布団をしいたのに 一つの布団に もぐりこむ 背中 ぽかぽかし…
ぎすぎすした空気が 街にあふれている あたたかい服きた母親が わが子だけはと 目をそむけた…
見あげる空に 看板があり 屋根があって 電線があり ビルがあって そのまた上を 飛行機がとんで…
なれあい なめあい 傷のみせあい 僕の傷口 でかいでしょ? 君のソレより でかいでしょ? な…
あなたが 言葉にしようと試みて 入口に触れて 扉を開けて たった一歩で 立ち止まってしまった …
あなたが 元気がないと嬉しいな かける言葉を 探せるから あなたが 凍えていると嬉しいな 熱…
タマネギを刻んで よく炒めて ひき肉の色が変わったら 二つを 一つにいたしましょう 種のもとを 子宮に詰めまして 焼くなり 煮るなり お好きなように 出来上がりに 文句を言うのは お門違い 出来損ないの料理なら 燃えるごみにでも出しましょう #詩 #創作の詩 #言霊さん #言霊屋