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©️白川美古都

ぼくが詩を書くとき
なんにだってなれると思っていた

鳥にだって
猫にだって
犬にだって

草をかき分けて進む
大人じゃなくて
草に埋もれて泣き出す
子どもの気持ちも
わかるはずだと信じていた 

でも

ぼくが詩を書くとき
神様になれるはずはない

鳥はそっぽをむき
猫は逃げて
犬は牙をむく

草をかき分けて進むつもりが
草の名ひとつわからずに
草の中でひとり途方に暮れる

ぼくが詩を書くとき

#詩 #人生の詩 #言霊さん #言霊屋

〜創作日記〜
結構、昔に書いた言葉ですね。

イラスト:noouchi様


新人さんからベテランさんまで年齢問わず、また、イラストから写真、動画、ジャンルを問わずいろいろと「コラボ」して作品を創ってみたいです。私は主に「言葉」でしか対価を頂いたことしかありませんが、私のスキルとあなたのスキルをかけ合わせて生まれた作品が、誰かの生きる力になりますように。