【想色風船(おもいろふうせん)】
隣のクラスの誰かが話していた。
好きな子の誕生日に願い事を書く。
それを空へ飛ばすと叶うらしい。
「そんな事ある訳ないよね。」
と皆で笑いあった。
さてと、家に帰りさっそく風船を作る僕。
本当にバカだなと思うけど嫌いじゃない。
すぐ出来た。
そっと手を離した。
風船が舞い上がる。
その軌跡をずっと眺めていた。
いつまでも、いつまでも。
空の彼方のキミに届けばいいなと思う。
僕はキミの事が、
「今でも大好きです。」
いつまでも、いつまでも。
『想いの船は
風に揺られ
果てしない空へ
何でもない明日へ
誰も知らない未来へ』
どこまでも、どこまでも。
またいつかキミに逢えますように。
この想いが来世まで色褪せませんように。
~おしまい~
2019/03/12(Thu): 今日から三年ぶりの上京です、楽しみですよ。 「東京バナナ」を必ず買います、大好きです。