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有賀薫さんのスープをチャーハンにしてみた~「サバ缶とトマトのみそチャーハン」

スープ作家の有賀薫さんの著書を見る度に「このスープ、チャーハンにできそうだな」といつも思っていました。
その逆もしかり。(「このチャーハンレシピ、きっと有賀さんならスープにしちゃうかな」と)

そして、この度、有賀さんから、youtubeでの初のイベント「オンラインでゆるごはん」のお誘いをいただいた時に、すかさず「レシピ交換しませんか?」とずうずしくお誘いし、有賀さんのスープレシピをチャーハンに、私のチャーハンレシピを有賀さんがスープにするという夢の競演がかなったのでした。

有賀薫さんの著著「3000日以上、毎日スープを作り続けた有賀さんのがんばらないのにおいしいスープ」
素晴らしい本です。もうご存じ方も多いと思いますが、有賀さんのレシピは

1.素材と調味料が極めてシンプル
2.調理工程もシンプル
3.愛と優しさを感じる

愛と優しさは、有賀さんにはかなわないとは思いますが、私のチャーハン本も同じようなポリシーでレシピを作っており、そして使っている素材の共通点も多いわけです。

有賀さんの味付けの考え方

オイル+だしのでる食材+調味料

オイルは、オリーブオイル、バター、ごま油、サラダ油。
出汁の出る食材とは肉、ベーコン、じゃこ、きのこ、トマトなど旨味の強い食材。
調味料は塩、みそ、しょうゆ、アクセントで砂糖や酢。

もう、有賀さんのスープ本と私のチャーハン本は二卵性双生児、いや、男女の双子のようなくらいの相似点です。違うのはメインが水(スープ)かごはんかということぐらい。

今回は有賀さんの本「3000日以上~おいしいスープ」のP90「サバ缶とトマトのみそ汁」をチャーハンにすることにしました。

「サバ缶とトマトのみそチャーハン」

材料 1人分
サバみそ煮缶 1/2缶
プチトマト 3個
しめじ 1/6パック
しょうがすりおろし 少々
みそ 小さじ1/2
青ネギ 適量
ごはん 200g
米油 小さじ2 ※クセのないもの。サラダ油や太白ごま油でもOK
酒 大さじ1
塩、こしょう 適宜

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○作り方
1.下ごしらえ
プチトマトはへたをとって半割にする。しめじはほぐす。
みそは酒小さじ1(分量外)でといておく。青ネギは薄く切る。
2.炒める
フライパンに油を入れて中火で熱し、しめじを炒める。
しめじに焼き色がついたら、サバみそ煮缶、プチトマト、しょうがすりおろしを入れて炒め、みずけが飛んだらごはんを入れ、酒をふりかけ、さらに炒める。
3,仕上げ
みそを入れ、青ネギを加えて全体を混ぜ、塩、こしょうで味をととのえ火を止める。

○コツ、ポイント
※しめじは水分がでやすいので、一番最初に炒めて水分を飛ばします。
※鯖缶は缶汁も使います。みそは焦げやすいので炒める時注意
※パラパラチャーハンでは無くしっとりした仕上がりを目指して下さい。

○ごはん同盟のチャーハンの注意点
1,フライパンはフッ素加工のものを使う
2,火加減はずーーっと中火
3,ごはんは温かいものを使う
4,具材は事前に準備する←これ一番大事!
5,お酒(水)を加えて水分キープ→これでふんわりします

ちなみに、拙著ではサバの水煮缶でチャーハンを作ったレシピがあります。
それはニラと黒酢を加えたものでした。
他にもいろいろなチャーハンのレシピあります。
旨味調味料は一切つかっていません。
だって、食材だけで十分美味しいチャーハンできるので。
気になる方はぜひごらんください。

好きなものを好きな味付けで好きなだけ食べられる家ごはんの幸せ」という有賀さんの言葉、深く頷きました。
自炊の良さはこれこれ~。
私もこの気持ちでいつも自分の食べたい料理を好きなだけ作ってます。

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