卵チャーハン

パラパラだけが、正解じゃない!

6/15に新刊「パラパラじゃなくていい!最高のチャーハン50」(家の光協会刊)を発売しました。
いうまでもなく、チャーハンだけのレシピ本。

「チャーハン本だします」というと、「糖質オフのこのご時世に正気ですか?」と驚かれたり、苦笑されたり、反応は色々。
「糖質オフ」の強風で、「チャーハン」自体がなんとなく影が薄くなっていたような気もします。

いざ、発売してみると、「パラパラじゃなくていい!」というワードが結構なパワーワードらしく、「パラパラじゃなくていいんですね~。」「実はしっとり派です」「パラパラにならなくて苦手意識あったからうれしい」とかなかなかの反響。そして、チャーハン好きがなんと多いことか...

世の中には「チャーハン」=「パラパラ」という図式が浸透。
TVや雑誌にチャーハンがでてくると、「これでパラパラになります!」「これが裏技!」といかにパラパラにするかのテクニックを披露しており、「パラパラじゃない」=「失敗」というようなイメージが定着。
きっと家庭では「パラパラじゃなくてごめんね~」と言いながらしっとりしたチャーハンを出してる方もいるのではと推測したりしております。

でも、そもそも、どうして「パラパラ」が正解になってしまったのか?
それはお店のチャーハンが「パラパラ」だから。

火力も、道具も違うお店、毎日何十人分というチャーハンを作っている料理人と、同じようなチャーハンを作るということ自体がそもそも難しい。
しかも、お店の方に聞いたら、びっくりする(ひくくらいの)油を使っていることも発覚。チャーハンは「油でお米を揚げるイメージで」なんて言っているシェフまでいたり...

確かにパラパラチャーハンはおいしい。自分でパラパラにできたら最高です。でも、子供のころ、お母さんが作ってくれたしっとりチャーハンだって美味しかった。

もう、どっちだって美味しけりゃ、正解!おいしいは正義です。

拙著は「最高のチャーハン」というやや激しめのタイトルついてますが、油少な目、調味料も材料も極力シンプルに、うま味調味料は一切使わない、おうちで気軽に作れるチャーハン本なんですよ~。


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