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#旅する羽釜 福井編 vol.7 「鯖姿寿司」(小浜~敦賀~京都)

福井旅の最終日4日目、小浜港からの街の中心部に戻ってきました。

鯖街道の起点「鯖街道ミュージアム」

令和2年3月8日の「鯖の日」オープンした「小浜市鯖街道ミュージアム」。この建物が立つのは、まさに「鯖街道の起点」の地。

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かってこの通りには、「いづみ町商店街」という魚屋や干物屋を中心としたアーケードの商店街がありましたが、そこにあったお店は「若狭小浜お魚センター」に移転したそうです。いまは再開発で通りはところどころ工事をしていました。

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建物へと続くアプローチには「鯖街道の起点」の石碑。

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建物のなかでは、鯖街道の展示物や小浜の祭礼についてのパネルがあり、学芸員さんが小浜の歴史をていねいに教えてくれました。

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せっかくなんで、トリックアート前で焼きさばをかじるポーズをとってみたり。(注意:さばは食べてませんよ。かじってるふりだけです。学芸員さんに許可をいただいて撮影しています)

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昆布の街「敦賀」へ寄り道

本当は、小浜から京都に向かうつもりでしたが、おぼろ昆布のお話を聞いて敦賀に寄り道したくなりました。北前船の寄港地で京都への中継地点にある敦賀は、昆布加工業が盛んな土地柄です。

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敦賀の昆布といえば、永平寺御用達の「奥井海生堂」。東京にも出店されてますね。

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ふりかけ類を中心に、ごはんが進むおみやげを買いました。

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敦賀と昆布の歴史については、こちらがくわしいのでご興味あればぜひ!

商店街に昆布職人の顔ハメパネルがあれば、そりゃ、やりますよね...

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クセになる食感の天清酒万寿店「皮ようかん」

ノープランで敦賀を訪れたので次の行き先に迷っていたところ、「和伊和伊亭」のマスター・竹中さんから有益な情報が!

探してみたら、「天清酒万寿店」は奥井海生堂のすぐお隣でした。おすすめの皮ようかんと酒万寿(饅頭)をゲット!

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こちらの皮ようかんは、想像以上のおいしさ!甘さが強すぎず、なぜかアールグレイの紅茶のような香りを感じました(蒸した竹皮の香りがこしあんに移ったのかな?)。延々と食べられる、こんな羊羹ははじめてです

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歩き疲れたので、同じ商店街の通りにある日本茶カフェ「中道源蔵茶舗」でひと休みです。

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とてもおしゃれなカフェでした。抹茶パフェが有名ですが、寒くて断念。
おまけでつけたソフトクリームがすごくおいしかったです(やっぱり、パフェ食べればよかった...。

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自宅用に越前豆入り番茶をゲット!

旅の終わりは鯖街道の終点・京都

福井駅から始まったこの3泊4日の福井の旅は、京都に着地!小浜から京都へは、鯖街道と同じルートです。

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鯖街道の終点・京都では、その昔、小浜から運ばれてくる「わかさもん」の鯖をお寿司屋さんがこぞって買い求めたそう。

到着が夜7時を過ぎていましたが、京都駅内にある伊勢丹によったら老舗「いづう」の鯖姿寿司がまだ販売されていました。ここはもちろん買うでしょ!!!

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鯖の街・小浜で学んできたからこそ、京都で食べる鯖姿寿司は格別です。

こうして、ごはん同盟の「旅する羽釜 福井編」 は無事に終了。

今回の旅では、SNSを通して、たくさんの福井情報をいただきました。そして、立ち寄ったスポットをSNSで公開していったところ、福井県にゆかりのある方からたくさんのコメントを頂戴し、とっても楽しい旅となりました。

急な訪問にもかかわらず、行く先々の福井の情報を手を尽くして調べてくださった、鯖江「久保田酒店」の久保田桐子さん、後半、嶺南方面の情報を下さった「和伊和伊亭」のマスター・竹中さん、有益な情報をありがとうございました!

まだまだ行けてない場所も多かったですが、機会をつくって、あらためて福井県を訪れたいと思います。それはまた次回に!

福井旅の参考図書

今回の福井旅の予習で読んだ本などです。ご参考まで!

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(旅人/ごはん同盟・執筆/しらいのりこ・編集/シライジュンイチ

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