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アイザック入社エントリ - 30代到来、自分次第な環境だからこそ本気になれる

こんにちは。2023年11月からアイザックに事業責任者としてフルコミットしたShiraiです。
文章を書くことは好きですが、個人として公に情報発信することはウルトラ苦手でずっと避けてきました。ただこれも一つのチャレンジとして重い腰をあげて入社エントリを書いてみます。

私は、1年半ほど業務委託として新規事業立ち上げに携わった後に、直近でフルコミットしたパターンです。アイザックでは業務委託からフルタイムになる方が一定数います。

アイザックという会社の特徴や良さについては他の方々が書いていると思うので、私は30代に差し掛かった一人のビジネスマンとしてのそこそこ生々しい社会人歴をさらけ出すことで、同じような立場・気持ちの方々にとって少しでも参考になる読み物をご提供して、願わくば何かしらご一緒に仕事をする機会につながれば嬉しく思います。

"30代到来した!到来している!到来しそう!"という方々に仕事の息抜きがてら読んでほしいやや長めの入社エントリになります。


Shiraiがやってきた仕事

同級生だったアイザックの共同創業者二人

いきなり時計の針を大学時代に戻します。実はアイザックの共同創業者の田中と播口とは学生時代の同級生です。特に播口の学生起業には二度とも関わり、一緒に活動していました。

その後、二人は引き続き起業の道に進み、アイザックを設立しますが、私は大学を卒業して就職することになりました。
「起業かっこいいなー」とぼんやり思いながらも、自身の未熟さを十分わかっており、まずとにかく力をつけたいと思っての決断です。

学生時代は、上述の学生起業でWebサービスをつくる一方で、教育業界にはずっと興味がありインターンをしている時期もあったので、進路としてはこれら2つが主な方向性でした。結果的に、テクノロジーに強みを持つIT企業でサービスづくりをしていきたい気持ちが勝ち、外資IT企業に就職しました。

おそらく20代前半のShiraiと播口(大学時代の写真が驚くほどなかった)

カオスで自由な巨大成長企業で仕事の楽しさを知る

入社した外資IT企業はいわゆるGAFAの一角で、今話すと「良い環境にいったね!」と言っていただくことが多いのですが、当時は新卒採用を始めて数年の状況で、まさに巨大なカオスといった環境でした。

その中で、初年度からレイヤーの少ないPM組織で、会員向けサービスのPMやマーケティングを担当できたことは幸運でした。また、欧米で運営されてきたサービスのローカライズではあるものの、日本における新サービス立ち上げに携わることもできました。

素晴らしい上長や同僚に囲まれながら、自由に裁量と責任を持って仕事ができることは日々純粋に楽しかったです。一方で、今振り返ると(多くの若者はそうかもしれないが)当時は実力以上に自尊心が高く、「俺はもっとできるはずだ・・」という葛藤を抱えていました。前提が整えられていない状況から事業やサービスをつくっていくことに対する憧れは募り、それができていない自分、能動的に動けていない自分へのモヤモヤは常に付き纏っていたような気がします。

4年と少し在籍した一社目(カオスで自由な巨大成長企業)では、国内外の多様な同僚との協業、国際的なプロダクトの企画・開発、データ・ドリブンな思考や動き方など、多くの学びと経験を得ながら仕事をしてきました。

エリート揃いのAIスタートアップで揉まれながら進む

さて、次はもっと小さい組織で、一から事業・サービスをつくっていきたい!引き続き新しいテクノロジーを絡めていきたい!となっている中で、知人経由の紹介で、画像解析AIを活用して事業・サービス展開をしているAIスタートアップに飛び込みました。

入社当初は20名程度で、ビジネス・開発ともに国内外のエリートが集結していました。はじめは意気揚々と入社しましたが、かなり苦労しました。一社目は巨大な成長企業で、BtoC事業しか携わったことがなく、BtoBかつスタートアップは真逆です。「今までの経験でなんとかなる」と根拠の薄い自信はありましたが、初めはあまりなんとかはなりませんでした。外資コンサル出身のトップ層の方々とは、実務能力や仕事のスピードが段違いに違っており、BtoBのお作法すら学ぶ必要がありました。

少しずつ慣れてきた矢先にコロナ情勢になるなど大変でしたが、それでもなんとかキャッチアップをしていき、AIカメラを搭載したプロダクト企画・開発やそれを活用した事業開発を推進していきました。会社としては、私の入社後1年程度で当時のマザーズに上場して、その後は2件のM&Aを実行してグループ企業や仲間が増えました。うち1社のPMIに深く携わり、その屋外広告事業の事業責任者も務めました。

二社目も4年と少し在籍しましたが、この期間がなければビジネスマンとしてどうなっていただろうかとゾッとするくらいです。はじめは苦労しつつビジネスのイロハを学び直し、事業・サービスをつくって伸ばしていくことやチームづくりの楽しさと難しさを通過してきました。

アイザックの"今"を知り関わり始める

播口家で食べた生姜焼きと語ったサービス構想

2021年末にきっかけは忘れましたが、久しぶりに播口家に遊びにいかせてもらい、生姜焼きを食べました。20代前半までは毎週のように遊んでいましたが、徐々に頻度が減っていくというおそらく多くの方にとって何人かいる「学生時代の仲間」だった彼とどこで再会したのかは覚えていません。

ただ、そこで生姜焼きを食べながら、アイザックが新規事業に力を入れて立ち上げていくこと、何かまた一緒にやれたら楽しそうだねということをペチャクチャしていました。

私が人々のライフステージを豊かにしたいと常々いっていたこともあり、一つのアイデアとして「婚活マッチングサービスを色々つくろうよ!」という具体的な話まで出てきました。

副業PMをはじめる(もちろん余暇は失われた)

在籍していたAI企業が主にBtoB事業で、ぼんやりとBtoCのサービスをまたつくりたいと思っていた矢先だったこともあり、2022年から割と気軽に副業PMをはじめました。副業PMというと何かのサポートのようですが、完全な新規事業立ち上げです。

そこからは4年ぶりに頭の違う領域を使う感覚で、BtoCのプロダクトマネジメントを勉強し直しつつ、一から企画・開発を進めてきました。もちろん週末などの余暇は失われましたが、それを補って余るくらい楽しかったです。

時間が限られている私と一緒に、エンジニアの枠に収まらないオーナーシップを見せてくれたa.kawasakiさんには頭が上がりません。

その後、2022年秋にサービスをリリースして、はじめは思うようにもいかず紆余曲折ありましたが、2023年春頃から成長し始めました。これには、凄腕マーケター細田さんのアイザックCOO就任や、他の多くのチームメンバーの貢献があります。

そして30代になったShiraiはどうするのか

事業の成長と迫る意思決定タイミング

本業のAI企業での仕事は個人的にひと段落といった感覚があり、2023年中には次のチャレンジをしたいという気持ちはありました。

ただし、それがアイザックとは正直限りませんでした。かなり仲の良い友人が経営陣の会社に入ることや、良くも悪くも荒削りな環境(カオスともいう)をどう捉えるかなど、自分の中で迷うポイントがいくつかありました。一時は事業を自分から誰にどのように継承していくかを考えたほどです。

一方、アイザックで自ら立ち上げた事業・サービスが成長していく中で、正式に熱いオファーをもらい、心は揺れ動きました。

"自分次第"な環境で事業づくりやチームづくりに本気になる

その中で、直近の秋頃に、アイザックにフルコミットする意思決定をしました。面倒な性格でもあるのですが、最終的に誰かに押されたとか、熱意に負けたからといった決め方はしたくなかったので、熱いオファーは受け止めた上で、じっくりと時間をかけて自分が次どのようなチャレンジをしたいか考えた上での決断です。このタイミングを待ってくれたアイザックの経営陣には感謝しています。

理由はいくつか整理して述べることもできるのですが、他のメンバーの入社エントリにうまくまとめられているのでそこに譲ります。例えば、事業開発・PMをやりたい方にとっては平野さんのエントリがよいと思います。

代わりに、私なりの今回の意思決定のプロセスを、大変恥ずかしながら紹介しますので、ご笑覧ください。

  • 「肉が好きか、魚が好きかという話ではないか」

    • 結局いくつかの選択肢を検討して思ったことは、リスクの違いはあれど、スタートアップもメガベンチャーも起業もどれも楽しそう

    • 必ずしもまたスタートアップいくことだけが正解ではない

    • それぞれメリットもデメリットもあるし、今後歩むキャリアや人生も多少なりとも変わってくるだろう

  • 「そのとき一番本気になれる環境が一番よい環境ではないか」

    • 肉も魚もどちらも好きだが、そのとき惹かれる方を食べることが幸せなのではないか

    • 将来的に到達したい点に向けてキャリア設計するやり方もあるが、自分の性格・経験上こちらの方が腹を括れるし本気になれる

    • まだまだ未熟ながらも20代で色々経験したが、30代でどのような環境でどのようなことに本気になれるか

  • 「自分次第な環境で事業づくりやチームづくりに本気になる」

    • 信頼できる・信頼してくれる経営陣がいつつ、どちらに転ぶにしても"自分次第"と思える環境を求めていた

    • 大きな裁量と責任をもって事業・サービスの成長を推進できるし、新規事業をバシバシ生み出していける機会もある

    • 会社として特定の事業テーマにこだわっていないので、社会や人を豊かにするという観点で幅広く動いていける

選択を正解にするのは自分なので猛進する

アイザックでの仕事は、よい意味で"自分次第"なので、心からそういった環境を求めている人に最適です。日々新しいこと、難しいことを、自由な発想で猛進させています。コトに向き合って仕事をできている今がとても刺激的で楽しいです。

"自分次第"と思えるチャレンジを一緒にしましょう!

アイザックでは、いま私が主に担当している婚活マッチングサービス群以外にも、様々な事業テーマや機会があります。
また、優秀なエンジニアと共に、積極的に新しいテクノロジーを活かしていくことができます。

新規事業、事業責任者、PM、マーケティング、CS、セールス、エンジニア・・相当に幅広いポジションを各事業で募集していますので、気になる方はお気軽にご連絡ください!私とちょっと話してみたいといった珍しい方がいらっしゃれば、それも大歓迎です!

最後に私が敬愛する岡村靖幸氏の名曲をどうぞ

全てが自分次第という名曲です。


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