【金曜日のしかけ#12】社長と幹部の非日常1on1
すみません!「日刊7秒しかけ」なのですが
毎週金曜日は「7秒しかけ」ではなく、フツーの会社の「すごいしかけ」を紹介します。
フツーの会社の「すごいしかけ」とは、GoogleやAmazon等の一流企業が実践しているしかけではなく、隣の優良な中小ベンチャー企業にしかけ研究家白潟がインタビューさせてもらい発見したしかけです。
第12弾の「すごいしかけ」は「社長と幹部の非日常1on1」です。
社長と幹部で1on1(ワンオンワン)ミーティングやってますか?
『2週間に1回だけどやってるよ!』
※1on1:1対1のミーティング
そうですか!社長と幹部でじっくり話しができていいですね。
今回のすごししかけは社内の会議室での1on1ではなく、
「社長と幹部の非日常1on1」の紹介です。
既に1on1をやっている社長、やっていない社長、両方におススメです。
たまには場所を変え、時間を決めずに非日常的な空間で
社長と幹部で1on1してはいかがでしょうか?
1 社長と幹部の非日常1on1の内容
① いつもと違う場所で時間を取る
場所の設定には、非日常性が重要です。
飲みの席やゴルフなどではなく、普段社長と幹部が一緒に行かないような 場所がいいと思います。
このすごいしかけを実践している会社では、
社長と幹部でアメリカのカンファレンスに一緒に行くことがあり、
ロサンゼルスの街中を2時間ほど散歩しながら社長と幹部が対話しました。
さすがに海外に一緒に行く必要はありませんが、
いつもの仕事の延長戦にならないことが重要です。
② 極大テーマだけを持っていく
「社長と幹部の非日常1on1」では、”細かく話すテーマを決めない”ことがポイントです。
「採用計画」「売上目標」などの具体的なテーマではなく、
「どんな会社にしたいか」「10年後の展望」など大きなテーマだけを設定しましょう。
2 このしかけのすごいところ
このしかけのすごいところは次の2つです。
① 目の前のタスクに追われずに話せる
毎日たくさんの意思決定を捌く社長と幹部が集まれば、ついつい目の前の 課題や事業についての会議が始まってしまうでしょう。
しかし、それでは会社のかじ取りにおいて極めて重要な”未来を描くこと”のような抽象的かつ重要なテーマについての意見交換ができません。
社長と幹部の合宿でも”未来を描く”意見交換はできますが、
「社長と幹部の非日常1on1」だと社長と幹部がサシで未来について語り合う機会がもてます。
② 非日常体験が、相互理解を深める
経営チームといってもあくまで人間の集まりです。
個人対個人が人間関係を重ねていかなければ”一枚岩の経営チーム”は成立しないでしょう。
そのために役に立つひとつが「非日常体験を共有する」ことです。
共有された非日常体験は社長と幹部の絆を深めることができ、共通の記憶や 体験はお互いを近づけ相互理解を促進します。
さらに、非日常を共有することには3つの意味があります。
・ 脳が活性化する
普段と違う環境に身を置くと五感が刺激されます。
いつもと違う景色、音、空気を感じるだけで頭が回り深い議論ができるのです。
・ 言いにくい話ができる
非日常な空間に身を置くと直近の会話や関係性などを引きずることなく
”リセットされた状態”で話し合うことができます。
高揚感も相まって普段より耳の痛い話、言いにくい話でもお互いに受け入れやすい心理状態になるのです。
・ 自分自身や2人の関係性を俯瞰できる
日常の文脈から切り離されると、自分や身の回りを客観視しやすくなります。
客観的な視点に立つことで、いつもより素直にフィードバックを受け止められるのです。
気にいってもらえたら、半年か1年に1回くらい「社長と幹部の非日常1on1」を実践してみましょう!
3 自社に導入する際の工夫・注意点
① ”建設的に”なりすぎ注意
議論をしていると細部に話が進んでしまうこともあるでしょう。
その時は、個別テーマについて解決するための時間を別途設定して次の話しに行くのがおすすめです。
② 会議形式にこだわらなくていい
1on1というと”ミーティング”というイメージがありますが、むしろ会議っぽくない雰囲気がおすすめです。
例示した散歩も1つのやりかたですし、サシ合宿や2人ドライブなどもありです。
とにかく飽きないようにいつもと違う空間を設定することがポイントです。
4 すごいしかけの会社はコチラ!
すごいしかけ「社長と幹部の非日常1on1」を実践されている会社は、本社が東京都墨田区にある「卓越したアイディアとグロースハックで世界の可能性を開放する」をビジョンに掲げている株式会社EXIDEAです!
頭脳明晰な小川社長が経営されておられる会社です。
現在、3つの事業を展開されています。
今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。
それでは、また来週!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?