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【火曜日のしかけ#25】1秒セルフコーチング『今日はどんな工夫をする(何を試す)?』

火曜日は仕事力大全の応用に関する「7秒しかけ」を紹介していきます。

今回はシリーズ「1秒セルフコーチング」です。

セルフコーチングとは、自分の中にコーチを持ち自問自答することで成長していく手法です。

セルフコーチングは、くよくよと思い悩むのではなく、システマティックに内省し、建設的に考える習慣です。(中略)

悩んでいる人にとって、「セルフコーチング」という言葉はひょっとすると自分の思考の枠・呪縛を解く呪文になるかもしれません。

つまり、「セルフコーチング」と唱えた瞬間にこころの中にもう一人の自分、コーチを持つことが可能になります。

「セルフ・コーチング入門/本間 正人 ・松瀬 理保(日経BPマーケティング)」

1秒セルフコーチングの第4弾は7秒しかけ『今日はどんな工夫をする(何を試す)?』を紹介します。

毎朝、自分に今日どんな工夫をするかを問いかけ、チャレンジテーマを設定します。

どんな工夫をするかを設定し仕事に取り組むと、慣れた仕事に変化が起き、工夫がうまくいくと仕事のやり方や進め方がアップデートできます

更に毎日繰り返すと月間目標を達成できる効果も得られます。

ぜひ『今日はどんな工夫をする(何を試す)?』を実践していきましょう!


0 7秒しかけとは(1度読んだ方は読み飛ばしてください)

7秒しかけ」とはしかけ研究家白潟敏朗と白潟総研のコンサルティング経験・ノウハウをベースに、次に示す習慣化の4つの技術を活用し開発したしかけです。

① 小さな行動から始める
~ 小さすぎてばかばかしいと思う行動が習慣になる(小さな習慣) ~

小さい行動はすぐに生活に取り入れることができ、やがて自然と大きく成長していきます。小さいことから始めれば、時間的な負担を気にせず大きな変化への第1歩を踏み出すことができます。

『習慣超大全/BJ・フォッグ (ダイヤモンド社)』

② If thenプランニング(もしXだったらYをする)
~ 「◯◯した時に□□する」で実行率アップ ~ 

簡単にいうと「もし○○だったら△△する」と決めておくだけです。
人間の脳は『XならY』という文章を記憶しやすく、無意識にそれに従って行動できるようになるようです。発動タイミングを決めてしまう、これが習慣化のポイントです。

『やり抜く人の9つの習慣/H・ハルバーソン著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』

【If-Thenプランニングの例】
・ 帰りに電車にのったら、明日見る動画の1行ゴールを書く
・ 行きの電車にのったら、ロジカルシンキング動画を1本見る
・ お風呂に入る前に、腕立て5回する
・ 先輩・上司に声をかけられたら、メモ帳を出す
できたら、自分を褒めましょう「よくできた!」

③ 20秒ルール
~ 始めるまでにかかる時間を20秒短くする ~
何かを始めるまでの手間を20秒短縮すると、20秒分の手間のかからなさが、頭によぎる「面倒くさい」を遠ざけ、「気がついたらやっていた」という達成感につながります。

20秒以内にすぐにやれるように準備することが大事!

④ マジックナンバー4
~ 週4回以上の実践で習慣化しやすい ~
習慣化の4つの技術に加え、最近流行りの行動経済学も活用しています。

特にナッジ理論「行動科学に基づいた小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与え、行動変容を促す手法・戦略」を活かすことで、より簡単に実行できる工夫をしたしかけです。

具体的には1秒から7秒で実行でき小さな成功により少しだけ自信がつき、気がつけば習慣になっている、そのような効果のあるしかけです。7秒以内で実行できるので「7秒しかけ」と呼んでいます。

1 『今日はどんな工夫をする(何を試す)?』とは

仕事に慣れてくるとだんだん「こうすれば上手くいく」というやり方が見えてきます。

しかし、どんなにその瞬間は素晴らしいやり方でも改良を怠れば、それは“昔のやり方”に成り下がってしまいます。

“昔のやり方”ばかりに甘んじていては現状維持のみで、衰退の始まりです。
常に改良・研究あるのみです。

皆さん、朝仕事を始める前に『今日はどんな工夫をする(何を試す)?』と考えたことありますか?

『白潟さん、はいありますよ!』

えぇー!すごいですね。
『お客様とのミーティングで満足してもらうために、必ずひとつは新しい取取り組みを考え実行しています』

クライアント・ファーストですね!
ここまで読んでもらいありがとうございます。


考えたことない方は、ぜひ1秒セルフコーチング
今日はどんな工夫をする(何を試す)?』を実践していきましょう。

朝仕事を始める前に、工夫する仕事を選びその仕事で

・仕事のやり方を少し変えてみる(変更)
・新しいことをやってみる(追加)
・やってたことをやめてみる(廃止)

このような切り口で工夫すること/試すことを考えてみましょう。


例えば、お客様とのミーティングで『今日のミーティングではお客様の期待を超えよう!』をゴールに次のような工夫をします。

今まで:ミーティングの開始・終了時間を朝一に送っていた

今日はどんな工夫をする?』とセルフコーチングし、開始・終了時間以外に送ってお客様の期待を超えられることってないのかな?を考えます。

『そっか、今まで送ってなかったけどアジェンダ(議題)を送れば喜ばれるかもしれない!』

そう考え、次の工夫をします。

工夫1:ミーティングの開始・終了時間に加え、アジェンダ(議題)を朝一に送る



今まで:ミーティング終了後には何もしていなかった

同様に、『今日はどんな工夫をする?』セルフコーチングし、ミーティング終了後に何をすればお客様の期待を超えられるかな?と考えます。

『そうだ、議事録を送ろう。私の宿題とお客様への宿題も記載し送れば喜ばれるかも?』

そう考え、次の工夫をします。

工夫2:ミーティング終了後に議事録を送る

こんな感じで朝一に『今日はどんな工夫をする?』とセルフコーチングを実践しましょう。

もうひうとつ事例を紹介します。

今まで:チーム定例会で司会をしたことない

今日のチーム定例会で『今日は何を試す?』とセルフコーチングし、チーム定例会をどうすれば活性化できるかな?と考えます。

『よし司会をやってまずはみんなから笑いをとる!つぎに、意見を引き出そうと決めます』

そう考え、次を3つを試してみます。

試す1:チーム定例会で司会をする
試す2:チーム定例会でみんなから笑いをとる
試す3:チーム定例会でみんなの意見を引き出す

いかがですか?

こんな感じで、朝仕事を始める前に『今日はどんな工夫をする(何を試す)?』とセルフコーチングし考え、考えたことを実行してください。

気にいってもらえたら、ぜひ実践してください。

2  アンカー(『今日はどんな工夫をする(何を試す)?』を思い出させるきっかけ)

今日はどんな工夫をする(何を試す)?』きっかけがなくても実践できる方は、今すぐ実践しましょう。

実践するのに不安がある方は、次のような行動をきっかけにしましょう。

・ 朝パソコンを立ち上げたら
・ 朝デスクの椅子に座ったら
・ 朝礼が終わったら

3 今すぐ準備しましょう

今日はどんな工夫をする(何を試す)?』を実践するには次の準備が必要です。
今すぐ準備しましょう!

 週4回以上の実践状況のチェックシート作成
前述したマジックナンバー4(週4回以上の実践で習慣化しやすい)を実践する準備です。準備の例を次に示します。

・ 『今日はどんな工夫をする(何を試す)?』と4枚のふせんに書く
(実践したらふせんをすてる!)

・ 1枚のふせんに『今日はどんな工夫をする(何を試す)?』と4回のチェック欄を書く
(実践したらレチェックをいれる、4回チェックしたらすてる!)

③ ②のチェックシートを手帳に貼る、またはパソコンに貼る

4 いつ実践しますか?

今日はどんな工夫をする(何を試す)?』いつ実践しますか?
実践したいと思った方は今ここで実践時期を決めましょう!

・ 今日
・ 明日
・ 明後日
・ 来週の月曜日

決めた実践時期を手帳やカレンダーに書き込みましょう。

今日はどんな工夫をする(何を試す)?』実践と記入した付箋を手帳や
パソコンに貼ってもいいです。  

今日はどんな工夫をする(何を試す)?』の紹介は以上でおひらきです。
皆さんの優先順位の判断力が更に向上し、納期遅れがゼロになることを心から願っております。

実践したらX(Twitter)への投稿、またはNoteへコメントしてもらえたら嬉しいです!

今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。

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それでは、また明日!

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