【金曜日のしかけ#30】照らしんぐ
すみません!「日刊7秒しかけ」なのですが
毎週金曜日は「7秒しかけ」ではなく、フツーの会社の「すごいしかけ」を紹介します。
フツーの会社の「すごいしかけ」とは、GoogleやAmazon等の一流企業が実践しているしかけではなく、隣の優良な中小ベンチャー企業にしかけ研究家白潟がインタビューさせてもらい発見したしかけです。
この記事ではネームバリューや業界特性ではなくすごいしかけや社長の工夫をニュートラルに読んでもらいたいので会社名は最後に紹介します。
ただ、気になるかと思いますので、社長の名前だけは先に公開したいと思います。
第30弾の「すごいしかけ」は平瀬社長の「照らしんぐ」です。
「照らしんぐ」とは社員同士でお互いを褒めあう会です。
毎週一人を決めみんなで褒める。
その一人にスポットライトを当てる(=照らす)会なので「照らしんぐ」と呼んでいます。
1 照らしんぐの内容
まずは褒める人を決め、当日までにみんなで褒めたい内容をシートに書き込んでおきます。
当日は10分ほど時間を取り、ファシリテーターは集まった褒めコメントからいつくかピックアップして読み上げます。
その後、本人からの感想コメントをもらうという流れです。
これを週次で実施して全体の中から毎週1-3人ずつ順番に回していきます。
褒めコメントにはもちろんですが、クレームは書いてはいけません。
普段の関わりの中で見出したその人の優しさ(人間性)やすごいところのみを書き込みます。
実際に照らされた人はみんな喜びますし、感想コメントでは喜びだけでなく多くの人が仲間への感謝を口にします。
2 このしかけのすごいところ
・仲間を観察し良いところを見つける習慣がつく
このしかけは、褒める側の人にとって毎週「だれかのことを褒めるコメントをしなければいけない」習慣になります。
おのずと参加者は普段から周りの仲間の仕事ぶりをよく観察するようになり、人の「悪いところ(欠点)」ではなく「良いところ(強み)」を見つけるくせがつきます。
このしかけの実施中に限らず、よく観察することでお互いを褒めあう文化が醸成されていきます。
・会社の価値観に連動している
平瀬社長の会社では”強さ(稼ぐ力)と優しさ(人間力)の両立”が事業のコンセプトでもあり人事評価の軸でもあります。
その”優しさ”に焦点を当てるしかけとして実施しているのが「照らしんぐ」です。
どんなしかけでも同様ですが、施策を導入する際にはその背景・目的を参加者に納得してもらうと施策が長生きします。
このような褒め合う制度は参加者の熱が冷め、形骸化してしまっては意味がありません。
「なぜ褒めるのか」「どこを褒めるのか」といったポイントで参加者に正しく意義付けするとよいでしょう。
3 自社に導入する際の注意点
・実施規模は要調整
誰か一人を褒めるためには、その人との関係性がなくてはいけません。
仕事でまったく関わりのない人をムリに褒めようとすればどうしてもコメントが薄くなってしまいます。
自社でこのしかけを実践するときは、仕事で関わりのある人同士でグループ分けをしましょう。
5人以下だと毎週褒める感じになるので、褒めるネタがつきてしまうリスクがあります。10人以上のグループでやるといいでしょう。
4 すごいしかけの会社はコチラ!
すごいしかけ「照らしんぐ」を実践している会社は、本社が東京都千代田区にある「データサイエンスの力で、サステナブルな世界を創る」をミッションに掲げているサステナブル・ラボ株式会社です!
虚心坦懐な平瀬社長が経営されておられる会社です。
現在、2つの事業を展開されています。
今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。
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それでは、また来週!
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