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すぐにできる!カンタンでよく効く新人の話の聞き方ポイント

こんにちは!株式会社トドオナダの白石です。広報PR向けのデータを提供する会社です。

6月からオフィスや職場が本稼働しつつあるかと思います。新人に直接会って指導するメンターや先輩社員の方は、久々に相対する新人に、どのように接するか悩みが復活してきた時期ではないでしょうか。

「人が仕事で失敗するのは、仕事に対する知識や経験が足りないからではない。そこに人間関係が築けないからである」とは、精神科医で心理学者のアドラーの言葉です。人間関係や雰囲気の悪い職場は確実に生産性が下がっています。

ただ、「コミュニケーションを良くしなさい!」と掛け声をかけられても、効果的なコミュニケーションについて教えられていないのが現状かもしれません。

私の前職は大手カフェチェーンの新規出店トレーナーでした。約100店舗の立ち上げに携わり、のべ3000人以上の新人を教えてきたので、多少ですがお話できることがあるかと思います。

新人とのコミュニケーションに悩む先輩方に、誰でもできるポイントを通して、効果的な新人との向き合い方を再確認しましょう。

話を聞く「4つのポイント」で、新人が相談したくなる先輩になる!

まず、どうかこの2点を頭の片隅においてください。

・新人は善意が前提・・・どんなことも良かれと思いやっている。

・新人は全てが怖い・・・失敗を恐れていて、何が失敗にリンクしているか、よくわからないからとにかく全部怖い。

ここを踏まえて、ちょっとしたポイントで、新人があなたに相談しやくなり、相手の考えを引き出します。

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言葉を否定せずに受け止めて、「うんうん」「そうだね」「なるほど」と相づちを打つと、相手は話しやすくなります。声だけでなく、表情も一緒に柔らかくなるとより効果的!

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相手が言ったことを「同じ言葉」「違った言い方」で繰り返します。「こちらの話をよく聞いてもらってる」と、共感を示すことで安心感をもってもらいます。

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基本的に新人は問いかけられることが怖いです。聞かれるだけで圧迫感を感じてしまうもの。そして先輩は居るだけでなんとなく怖いんです(笑)「なぜ、こうやったんだ?」ではなく「こうやった考えは何だろう?」に言い換えてみましょう。疑問の部分を後に持ってくることで、相手に考える余裕を与えて、考えた話を引き出しやすくなります。

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聞いた側が答えを制限するような問いかけは圧迫感を産み相手の考えを引き出しにくくなります。逆に、自由な答えが出せる聞き方は相手の考えをうまく引き出すことができます。

「○○はきちんと修正した?」→「〇〇を修正したポイントはどこ?」

修正を確認していますが、後者は「はい・いいえ」で答えられず説明が必要です。

この4つのポイントだけで、新人へのコミュニケーションはとても良くなります!

ただし、表情や雰囲気と話す内容は同じように明るい雰囲気にしましょうね!しっかり聞けても、新人が怖がってたらとても惜しいです。

最後に

どんな職場でもベテランになると上記ポイントの逆をしがちです。無視する、生返事、無表情、ぶっきらぼうな質問など。。。先輩になればなるほど、部下後輩が増え、見られ方が厳しくなるため常にいい先輩でなければなりません。新人が辞めてしまうと部署や先輩の責任になっちゃいますので、常に気を抜けない先輩の方がよほど大変だと思います。良い組織はこのような先輩方の献身的な努力によって成り立っていることを私は知っています。応援しています。

今、コミュニケーションで悩んでいる方は、このようなカンタンにできるポイントからはじめて、ちょっとずつ頑張っていきましょう!


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