見出し画像

クラファン挑戦中!【高校生の挑戦】          丹後の海で水中遺跡を見つけたい!  裏話 その2

クラウドファンディング、もう半分過ぎたかな…支援額は4月2日の時点で42%です。

今日は、前回の続き
第1回は、コチラから

高校生が水中遺跡に興味を持って、始めたプロジェクト。日本初です。これから日本の水中考古学の分野は若い女性が引っ張っていくんだな~と思っています。そんな、彼女(あやさん)のサポートをしています。

あやさんの地元、丹後で水中遺跡を探すぞ!と張り切っています。

今回は、メンバーを紹介します。

クラファンページでざっと紹介していますが、私の一方的な見解で書いています。

丹後の海で水中遺跡を見つけたい

では、メンバー紹介

前回は、主にあやさんの紹介だったので、今日は他のメンバーを。

文さん似顔絵

Rootsさん

Rootsは、丹後で高校生のやりたいことをサポートする団体です。高校生の「これがしたい」と言う気持ちを育て、実行に移すことを支援しています。もちろん、あやさんの投げかけを見るまで、私は、Rootsのことなど知りませんでした。このような取組が、もっと一般的になってくれれば…。

おそらく、Rootsは、あやさんにとって、また、このプロジェクトにとって、もっとも重要なパートナーであると思っています。あやさんの行動力を形にすることができたのも、Rootsさん。一緒に頑張っていきましょう!

あやさんが、水中遺跡についていろいろと調べていた時、Rootsさんに出会います。そこで、自分の思いを気持ちにして、SNSを通して投げかけました。私が見た「あやさんの投稿」も、実は、Rootsさんがアップしたものでした。

地元では、プロジェクトを様々な形で応援したい!と言う方がいらっしゃいますが、そのような方々や地元メディアの受け皿になっていただいてます。また、私のような研究者、水中ドローンの会社などもRootsさんを通してあやさんを紹介していただいています。


石村さん

 智さんとは、もうそろそろ20年近くの付き合いになるかと思います。水中考古学に興味を持って活動をしている研究者の一人です。精力的に執筆なども続けています。彼には、研究者として目線でプロジェクトに加わってもらっています。陸と水中の考古学を繋ぐ役割です。彼は、水中考古学について大学などで専門で学んだわけではありませんが、水中遺跡の調査に長年携わってきました。

 さて、彼は、古代の湊についてフィールドワークを行なっています。数年前に、古代の湊について本を出版しています。この著書のなかで久美浜周辺やラグーンの重要性について書かれています。私も彼の本を読んで、丹後とか若狭のあたりなど、水中考古学の研究が進展してほしいな、と感じたことを覚えています。

ちなみに、写真も上手らしいです。

トライワースさん

 水中ドローンと映像(動画)作成を受け持つパートナー。この会社のすごみは、行動力にあります。なんでも挑戦しようという気持ちに溢れているので、一緒に調査をしてみませんか、と呼びかけました。

水中ドローンは、近年、伸びつつあるキーワードです。これまで、水中ロボットなどは、どうしても大掛かりで操縦やオペレーションは大企業や大型研究所の独占でした。しかし、ここ10年ほどでいっきに民間や個人レベルでも使える水中ドローンが普及してきました。空を飛ぶドローンも一般的ですよね。空を飛ぶのと同じような感覚で水中旅行もしてみたい…それを実現したのが水中ドローン。

さて、この会社は、まだ新しく、昨年スタートしたばかりの新企業。そして、社長は20歳のときに起業!あやさんよりもちょっぴり年上。私は、もう完全にオジサンです。

若くて行動力があり、様々なアイディアを出してくれます。プロジェクトの源義経といいたいところですが…どうなんだろう。北条は、様々な調整・まとめ役なので、私もしくはRootsさん…。そもそも敵対する平家もいないので、このたとえは、ボツですね。

ウィンディネットワークさん

 この会社、伊豆半島を拠点にしているのですが、全国(全世界)どこへでも駆けつけて水中探査をしてくれる会社。そして、水中遺跡の調査に関しては、日本で最も実績のある会社です。旧日本軍の潜水艦、水没した飛行機、長崎県鷹島の元寇の遺跡、福岡県新宮町の相島遺跡(平安時代の遺跡)などなど。私も何度も調査を依頼しています。

杉本社長も、また、凄い人で…。研究のためには何でも協力する!というスタンス。

水中探査にはサイドスキャンソナー、サブボトムプロファイラ、磁気探査、水中ロボット、そのほかにも様々な機材があります。それぞれ特徴があり、どのような環境(水深や岩地・砂地の違いなど)、遺跡の種類(木造船・鉄の船・水没遺跡)、何を目的とするのか(地形の復元、遺物の分布範囲の確認、遺跡の有無の確認)、などなど様々な要因を考えてベストな機材を選択します。遺跡を発見するには、器材選びが最も重要です。どの機材を選ぶか、考古学者には難しい場合もあります。ウェインディーさんは、保有している機材の種類そして経験が豊富であり、水中考古学者のベストパートナーと言えます。 

私の書いた本でも、インタビューを受けていただいています。


なかなかのメンバーが集まったかと思います。調査にはご期待ください!

次は、丹後地方の水中遺跡のポテンシャルと調査の方法について書きます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?