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【開催報告】おひとりさま防災 お外で地震編

2週連続、防災を学ぶ会。
2週目の5/28は外で地震が起きたなら?をテーマにしました。
ひとり暮らしに限らず、仕事や学校で外に出ている人は多いのだろうと思ったからです。

講師はママ防災士の荒木歩さん。
「守ろう子どもと赤ちゃん」という団体で、その名のとおり子どもたちを災害から守ろう!をテーマに活動されている方です。

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生まれた子どもを抱きながら、災害が起きたらこの子を守ってあげられないかも...と不安を感じた荒木さん。
誤って多めに取り寄せてしまった防災冊子をママ友に売ったことが活動のきっかけだったそうです。

子どもと楽しく防災を考えようと、
・災害標識探しゲーム
・野菜ジュースの飲み比べ
・家中の光るもの集め大会(その後、電池交換)
様々なアイデア紹介してくださいました。

日々忙しいママだからこその視点で、いつもの生活に備えをプラスワン、毎日の生活の中でどれだけ気軽に備えられるかが大事とのことでした。


何を備えたら大丈夫なのか?何が正解か?
それは家族によって違う。
1日のスケジュールも生活スタイルも人によって違います。
自分に必要なものは自分が一番よくわかっているのです。

そして「知る」は防災のはじめの一歩だからと、ハザードマップを見たことがあるか問いかけがありました。
自宅のハザードマップを見たことがある人は3分の2くらい。
職場になると半分くらい。
じゃあ、旅行先は?出張先は?実家は?
重ねて聞かれる問いに、答えられず。ぐぬぬ。。。

同じ市内であっても場所によって危険度は違います。
おすすめしていただいたのは、
スマ保災害ナビ地震10秒診断。どちらもパパっとその地域の危険度を調べることができる優れものです。
もっと詳しく知りたくなったら気象庁のキキクルもおすすめ。

次に、「考えよう」。
想像力の大切さを教えてくださいました。
想像力、先週の竹さんと同じですね。
職場で座っているときに地震が起きたら?
エレベータの中なら?
渋滞に巻き込まれていたら?
電車に揺られている最中なら?
今いる場所で何かが起こったときに動きをイメージしておくことが備えになるそうです。

最後に持ち歩ける防災ポーチを紹介してくださいました。
防災ポーチは0次の備え、災害が起こったその瞬間から使えるようにカバンに入れておきたいものを詰めておきます。
こちらも自宅の備えと同様、必要な中身は人それぞれです。
おやつが必要な人がいれば、人を助けるためのグッズを入れておく人もいます。詰めたら終わりではなく、試行錯誤しながらカイゼンしていきます。

カイゼンのときは試すことが大事です。
ちょっと使いにくいと感じたものは入れ替えて、本当に必要なものを詰め込みましょう。

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ひとり暮らしがテーマなのにママさんを呼ぶの?という思いもありました。ですが、子どもが生きられる環境なら大人だって大丈夫と思い、荒木さんにお話いただきました。


防災ってめんどくさい><
何かやらなきゃいけないけれど、何から始めればいいかわからない><

そんな気持ちから始めたのが今回のイベントでした。
話し手のおふたりから動くヒントをたくさんもらい、自分なりに考えて、携帯トイレの備蓄と家具の固定に着手。職場のある地域のハザードマップも確認しました。地盤は硬めであるものの、水害には弱そう…雨の時期には注意が必要だとわかりました。


自分を守れるのは自分だけ。
大切なことは「想像力」。
もしもの妄想が命を救うかもしれません。さあ、あなたも信号待ちの間に想像してみませんか。

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