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#音遊びの会便り vol.5

シオヤコレクションの支援先
「音遊びの会」のこと

今回は塩屋在住のミュージシャン
渡瀬みわさんに書いていただきました。


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シオコレの皆様、そしてサポーターの皆様こんにちは。
音遊びの会のメンバー、渡瀬みわです。いつもお洋服の寄付や購入を通して、音遊びの会を支援してくださりありがとうございます。

私はシオコレのある塩屋に昨年春に引っ越してきました。塩屋は細い路地に急な坂や階段が多いのと、歩いていると、住んでいる方たちの街への愛着が感じられる不思議な所です。そんな一角にあるシオコレ、私も塩屋以外の街のイベントでシオコレを見つけると、親戚に偶然会ったような気分になります。

「なんか面白そうな音楽の会がありますよ!」と元同僚に誘われて、音遊びの会のワークショップに行きはじめ、メンバーになって、かれこれ10年くらい経ちました。
ワークショップは毎回、聴く人を惹きつける音楽の時間ですが、はじめは「自分の音はこれで良いのか?」「この演奏とどう絡んだら良いの?」など、たくさん疑問や葛藤を感じながら、かなり緊張して参加していました。今思えば随分頭でっかちだったかも(笑)。

昨年公開、今年も上映が続いている音遊びの会のドキュメンタリー映画「音の行方」の中でも少し話していますが、「こうゆうもんだ」っていういろんな概念を一回取っ払って音楽をしたり、生徒たちを(元教師です)見るようになったのは、音遊びの会との出会いが大きく影響しています。


毎回のワークショップは今も変わらず何かしら奇想天外なことが起こって面白く、いつもそれを楽しみにワークショップに行きます。メンバーそれぞれが得意としているであろう楽器や演奏がありますが、いろんなセッションで生まれる新しい表現もたくさんあります。今日は何が起こるか分からないという思いで、みんな参加しているのではないでしょうか?

私の感じ方ですが、メンバーそれぞれのその時の、例えば気だるさといった気分や感情、日頃考えていることや興味などが、ダイレクトに音やパフォーマンスとなっていて、個性的でバラエティ豊かな世界観を創っていると思っています。
表現が無数にあって、それが実に面白い!!

音遊びの会の活動拠点が、神戸大学から和田岬会館へホームを移し7年経ちました。道路沿いのレトロな会館の3階で、建物が揺らぐほどの音を街は受け入れてくれ、私たちはこうしてのびのびと活動を行っています。多種多様な楽器での多種多様な表現を、たくさんの人のおかげで継続できています。ありがとうございます! これからも様々なところで音遊びの会の演奏を聴いてもらいたいな。そろそろ海外公演も行きたいなーなんて思っています。

文:音遊びの会 メンバー わたせ みわ
@miwawatase

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音遊びの会

知的障害のある人、音楽家、ダンサー、音楽療法家ら総勢50名による音楽プロジェクトです。2005年の結成から現在まで、月2回のワークショップを継続して行うと共に、障害のあるなしにかかわらず、さまざまな人を対象とした公開ワークショップも開催。また、地元神戸を中心とした自主企画公演、北海道から九州まで日本各地からの依頼による公演を積極的に行っています。2013年にはイギリスに遠征しました。
活動は、知的障害のある人にとって貴重な自己表現の場であり、社会活動の場。楽譜や決まりごとなし、演奏スタイルや表現のジャンルを超えた自由な即興演奏を通じて、これからの音楽や福祉のあり方を模索し、多様な人が共に生きる社会の形を提案したいと考えています。
2021年、2枚組CDアルバム「OTO」発売。2022年、ドキュメンタリー映画「音の行方」公開



シオヤコレクションの売上の一部は
音遊びの会の活動資金に充てられています
みなさまから寄付いただいたお洋服が役立っています

名盤!!音遊びの会の2枚組CD『OTO』
森大生さんの作品ポストカード他グッズも
シオヤコレクションにてご購入いただけます

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