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『前を向いて』セルフライナーノーツ①「宇宙」

こんにちは、すっぽん鍋とか食べてみたい年頃🍲
ぼくはシオヤタクトといいます🙇

今日からは新アルバム『前を向いて』の収録曲について、1曲ずつセルフライナーノーツを書いていきたいと思います。

もちろん、曲の解釈なんてものは自由です。(聴く人の経験によっても捉え方は変わりますよね)

そのため、前提として、それぞれの楽曲について「あくまでも、ぼくはこう思う」というスタンスで書いていきます。

本日は1曲目に収録した「宇宙」についてです。

宇宙の歌詞

きっとぼくの中にいる細胞は
ぼくのことを宇宙だと思っているだろう
深夜12時過ぎにコンビニに出かけている
ぼくのことを宇宙だと思っているだろう

なにもかも分からずにいきなり降ってくる
水のことを雨だと思っているだろう
その辺のお姉ちゃんに焼酎を注がれている
その焼酎のことを雨だと思っているだろう

また今日もまた今日も、って
せっせと働いて
この世界は理不尽だぁなんて
嘆いているのだろう

夜になったら少しだけ
少しだけ横になって
明日はどうなるかなぁなんて
笑っているのだろう

「この宇宙の外は果たしてどうなって」
空を見上げながら考えているのだろう
「このぼくの運命ははたまたどうして」
空を見上げながら祈っているのだろう

そういえばぼくもこの間一丁前に
「この空の上は?」なんて
見上げたことがあったなぁ

昨日の帰り道に降られた通り雨は
誰か酔っぱらいのそのせいだったのか
コンビニのビニール傘の代金
払ってよ、そいつさぁ

宇宙の歌詞

主人公の「宇宙」の解釈

みなさん、宇宙についてどう思いますか?(ちょっと怪しいスピリチュアルカウンセラーの始まり方)

「きっとぼくの中にいる細胞は ぼくのことを宇宙だと思っているだろう」

「深夜12時過ぎにコンビニに出かけている ぼくのことを宇宙だと思っているだろう」

「宇宙」の歌い出しはこのように始まります。

結論、この曲の主人公は「宇宙」もしくは「世界」というのは複数層に渡って、またはパラレル的に広がっているのではないか。と解釈したわけです。(どーん)

はい。よくわかりませんね。

イメージ的にはロシアの民芸品、マトリョーシカ人形を想像するとわかりやすいかもしれません。

マトリョーシカ人形

人形を開けると次々に同じような小さい人形が出てくるあれですね。

歌詞の続きを見てみましょう。

「なにもかも分からずにいきなり降ってくる水のことを雨だと思っているだろう」

「その辺のお姉ちゃんに焼酎を注がれている その焼酎のことを雨だと思っているだろう」

ぼくの中にいる「細胞」は「ぼくの体の中」だけで生活をしています。

そのため「細胞」にとっては、ぼくの体の中が「世界そのもの」であり「宇宙」であるわけですね。

細胞はいきなり降ってくる水のことを雨だと思っている。

しかし「細胞」にとっての宇宙の正体である「ぼく」は「それはぼくが昨晩飲んだ、ただの焼酎なのにね」とふふーん😎としているわけです。(へへーん😎でも可)

ちっぽけな細胞はなにも分からないままに毎日せっせと働き、夜になったら明日はどうなるのかなぁ、と笑う生活を続けています。

そして宇宙のサビでは「この宇宙の外は果たしてどうなって…」「このぼくの運命ははたまたどうして…」と、細胞が空を見上げながら祈っている情景を歌っています🌌

もちろん細胞にとっての「空」も「ぼく」のことですね。

と、ここでぼくは思うわけです。

そういえば、ぼくも「細胞」と同じように「空」をよく見上げていたなぁと

あれ、、もしかして、、

「ぼくが昨日の帰り道に振られた通り雨も、だれか酔っ払いが飲んだ焼酎だったのかも、、、」

ぼくの体の中にいる細胞も「ぼくという宇宙」の中で生きているように。

主人公のぼくも、もしかして「誰かの体の中という宇宙」の中で生きているのではないか、、?とハッとしたわけです🫢

ぼく=宇宙
細胞=小宇宙
だれか酔っ払い=大宇宙

のようなイメージでしょうか🪐

主人公が抱いた宇宙のイメージ

そうなると、ぼくが出かけていたコンビニでビニール傘を買った原因は、焼酎を飲んで雨を降らした張本人、大宇宙である「だれか酔っ払い」にあるわけです。

ビニール傘を買うはめになった原因は「ぼくの宇宙」である「だれか酔っ払い」にあるわけなので、「その酔っ払いさん、ビニール傘の代金払ってよね🤔」と宇宙に対する皮肉と諦めで歌が終わっています🌂

楽曲「宇宙」に対する想いやアレンジについて

この曲は弾き語り初期からあったので、ライブではよく歌っていました。

宇宙の評判の特徴は各ライブバー、ライブハウスのマスターさんからよかったと言われる点です👏

(そういえば初めて行った岡山のライブバーでもマスターにも宇宙よかったよって言われたなぁ、また行きたいなぁ)

過去に出した弾き語り音源にも収録しましたが、今回はリメイクをして収録しました。

アレンジャーさんには「アコギ、ピアノ、ストリングス」でシンプルに仕上げてほしいです。とお願いしました🙏

「宇宙」というタイトルから、フワフワピコピコした装飾音とかを入れてしまいそうになるのですが、ぼくの解釈ではこの歌は「どうしたって人間は地面に足がついていて」「世界や宇宙へのどうにもならない無力感、皮肉、諦め」がストーリーやメッセージに込められています🏁

そのため、できるだけストーリーや主人公の気持ちを、近くで感じられるようなアレンジに仕上げました✍️

そうです!宇宙は広い!(いきなり椅子から立ち上がって)

そして世界がなぜできているかなんて誰にもわからない!やけにえらそうなあいつも、遠回しに嫌味を言ってくるあいつもこの世界のことなんてわからずに生きているのです!(だれのことを言ってるん)

それはもちろん、毎日一生懸命生きている自分自身もね。

ふわーっとリラックスしたいときや休憩中、ちょっと嫌なことがあったりとか上手くいかないときとかに聴いて、少しでも心を楽にしてもらえればうれしいなぁと思います👍

まとめ

「宇宙」は個人的にもストーリーや世界観が好きな曲。(もちろん全曲好きだけどね)

自分の自己紹介にもなる曲だと思って1曲目に収録しました☕

ぼくは小さい頃から「宇宙」ってなんなんだろう。と妄想するのが好きでした☄️

ちなみにぼくは最近「宇宙」は「情報のかたまり」なんじゃないかなぁと思い始めてます😎(引かれそうなので、この辺にしときますが🦸)

そんなこともまた歌にできたらいいなぁ

次回は2曲目に収録したヘタレ男子のラブソング『君のことが好きだ』のセルフライナーノーツを書きます🙏

よかったらまた読んでみてねー

新アルバム「前を向いて」配信先↓
https://linkco.re/Bp2yzRTR

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