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染め直し事例①LV財布-2下地

クリーニングと脱脂が終わり、しっかりと汚れを落とし終えたら、次に染める前の下地を塗布していきます。

筆は馬毛のみを使用

筆は馬毛のものしか使用していません

私が使用している筆は全て馬毛です。

ナイロンで出来た筆なども販売されていますが、含みが悪いですし、筆先のまとまりや、顔料などを乗せた時の美しさは、自然界の動物の毛にはかないません。

馬毛の筆は、ナイロン筆より何倍も値が張ります。が、一貫して馬毛の筆のみを使用しています。

剥がれない土台づくり

下地は、革と顔料を密着させてくれる専用の溶剤になります。クリーニングを丁寧におこない、こちらの密着剤を塗布する事で、あとに重ねる顔料を圧倒的に剥がれにくくします。

他店で染め直しをされて剥がれたものをお直しさせて頂くケースも承っております。

革の染色師 サエコ

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