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八十八夜が近づき うつろになっていく 君の眼差し 鏡に映っているのは 真っ白な眼球 割れた灰…
ねじれたり くるまったり のびちぢみして ひらいてとじて うらがえっては つるになったり こ…
ついにそのときが来て ザザザザザと乱れ飛ぶ数式たち 鏡の中のチェシャ猫が笑う 午後の紅茶の…
果てのない 群青色の海に おぼろげに 浮かんでいる その島は 原初の昔から 泡 と呼ばれていた…
そこには なにもいないが 気配だけがあって ずっと 足音がしていた そこにはなにもないが 感…