【喪失体験とうつ】中高年女性のうつの解決方法をお話しします。
うつ病の「原因」 - 喪失体験について
※この記事ではうつ病の「原因」と表現していますが、厳密には「きっかけ」を指しています。
心理カウンセラー 塩澤順哉です。
今回は、うつ病の原因となる「喪失体験(対象喪失)」についてお話します。
喪失体験とは
では、「喪失体験」とは具体的に一体どのようなことを指すのでしょうか。
喪失体験の一例
喪失体験とは、一般的に次のような体験のことを指します。
死別
離婚
失恋
親友との別れ
ペットロス(ペットとの別れ)
子どもの自立
身体(機能)の一部喪失
夢や理想のキャリアとの別れ
結婚や不妊に関連する喪失体験
喪失体験の中でも、結婚や不妊に関連するものとしては、次のようなものが考えられます。
流産、死産、中絶
結婚に伴う実家の家族との別れ
結婚に伴うキャリアとの別れ(仕事内容や役割が変わる)
40歳以上の中高年女性の環境変化と喪失体験
また、40歳以上の中高年女性の環境変化や喪失体験としては、次のようなものが考えられます。
子の親離れ
夫の退職
親の認知症
親との死別
閉経
喪失体験は中高年女性特有のものではありませんが、以上のことからも、中高年の女性が喪失体験を経験しやすいのは確かです。
うつ病のきっかけとなる喪失体験ひとつ挙げてみても、本当に沢山あります。
それらは大切な何かを失う、という共通の感覚(対象喪失)を伴っており、これがきっかけでうつ病を発症することも少なくありません。
喪失体験を乗り越えるカウンセリングを受けてみませんか?
カウンセリングを通して喪失体験を乗り越える
カウンセリングでは、
喪失体験でなくしたものと、心の中でお別れをします
「お別れ」と言うと、「忘れ去ってしまう」ことを意味しているというように感じる方がおられるかもしれませんが、それは違います。
これは、私自身の経験でもあります。
私は大切な人を、うつ病による自殺で亡くしました
私は大切な人を亡くすという喪失体験を経験しましたが、カウンセリングにより喪失感を受け入れ、心理的なお別れをすることで乗り越えることができました。
心理的なお別れをすることで、忘れるのではなく、自分の一部として喪失体験を受け入れ、昇華することができます。
カウンセリングの手順
ステップ1:喪失体験の事実を受け入れる
まず、喪失体験の事実を受け入れ、お別れをする宣言をします。
ステップ2:対象喪失による、未完了の感情を感じる
このとき大切にしていただきたいことは、直接、目を見て伝えることです。悲しい気持ち、怖い気持ち、腹が立つ気持ち。
それぞれ、あなたが感じていることをそのまま伝えてみてください。
そして次に、
お礼を言ってから他にも伝えたいことがあったら伝えてください。
思い残すことがないように、
他にも伝えたいことがあったら、全部伝えてください。
ステップ3:喪失した対象に向けて、「今後の私」を宣言する
私の例で紹介すると、次のような感じになります。
このような感じで、これからのことについて宣言します。
あなたは、どんな宣言をしますか?
これは非常に大切なことですね。
ステップ4:喪失体験、喪失したものとお別れをする
問題解決型カウンセリング
”オンラインカウンセリング 塩澤順哉” のカウンセリングスタイル
うつ病のきっかけにもなる喪失体験。
このカウンセリングを行うことで、どんな喪失体験も乗り越えることができます。
うつ病専門「オンラインカウンセリング 塩澤順哉」のカウンセリングスタイルは、このように、ただお話を聴くというスタイルではありません。
そんな方のお手伝いができるような、
「問題を根本から解決していくカウンセリング」をご提供します。
あなたの悩みは必ず解決できます。
気になった方は、お気軽にご相談ください。
さいごに
あなたがなくした大切なものは、
どこかで、あなたの幸せを見守ってくれています。
私はそう信じています。
喪失体験でなくした大切なものは、
今日もあなたの心の中で
にっこり笑っていますか?
それとも怒っていますか?
それとも泣いていますか?
あなたは、どんなこれからを生きていくと、
その人に宣言したいですか?
あなたと、なくしたものが、いつでもにっこり笑っていられる。
そんな風になれるようにサポートします。
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