見出し画像

のりしお往復書簡4 鈴木誌織 to 新行内紀子

『最後の晩餐に何を食べたい?』の質問にのりちゃんは「中とろの握り」と返信をくれた。
そう言われるとそれも食べたくなっちゃう食いしん坊な私。
本当は最後の晩餐の日なんて来てほしくない。
ずっと美味しいものを美味しいねって言いながら食べて絵を描いて、笑いながら死ぬまで元気に生きていたいものだ。

のりちゃんへ

お返事をもらった日から『中とろの握り』が食べたくなっているよ。
美味しいお寿司が食べたーーーい!

「しおりちゃんが一番好きなクリスマスソングは?」

次の質問はクリスマスソングかぁ。
しかものりちゃんのおすすめソングがシャレオツだったなぁ。
実は初めて聞いた曲だったよ。切ない歌だね。
タイムトラベルがあるなら今からワイン片手にその頃ののりちゃんに会いに行くのだけどなぁ。。。

私の好きなクリスマスソングは結構ベタだな。

何度聞いてもこのクリスマスソングに癒されるの。
初めてこの曲に癒されていることに気が付いたのは20歳くらいの頃。
そのころ私は新宿の予備校で毎日頭がおかしくなるくらいに絵を描いていて、ちょっと心が疲れてしまっていたのだよね。いや、ちょっとじゃない。相当疲れてた;
いつも帰りにデザインやアートを見るために伊勢丹新宿店に立ち寄っていたのだけど、そこで流れていたのがこの曲というわけ。
優しいジョン・レノンの声とメロディ、そしてコーラスの子供たちの声が疲れた心に響いたよ。
この曲は平和を願っての歌でもあるんだよね。この曲にはいろいろな意見があるようだけど、私は純粋な歌声がとてもシンプルに心に響くよ。毎年ね。

そしてこの曲とは関係ないのだけど、この曲が流れた後に聞こえてくるアナウンスの声もすごくいい声だから注目して聞いてほしいところw。
今年ならば「2020年、伊勢丹のクリスマスは○○。(←その年のテーマが入る)」っていう感じで男性の声でアナウンスが入るはず。
今年はコロナで行けていないからまだ聞いてないわ~。

ところで、
のりちゃんはサンタさんをいつまで信じていた?

これが今回ののりちゃんに聞きたいことだよ。
私は幼稚園の頃にはもうサンタさんはいないって思ってたんだよね。
凄く現実的な人間だったのね、子供の頃から。
当時、カトリックの幼稚園に通っていたんだけど、サンタさんと名乗る人が毎年ホールにやってくるんだけど、明らかに髭の奥に黒髪が見えるんだよ。
「サンタさんだー!」ってキラキラした目で叫ぶほかの子たちを見ながら『んなわけあるかい!』と、冷めていく自分をハッキリと覚えているんだ(笑)。
でもなんか、これは声に出してはいけない事だって分かっていて、その後小4くらいまで気が付いていることを秘密にしていたよ。
傍にいる姉も純粋なタイプで信じていたからね;言えないよねw。

この間息子に
「サンタさんって本当にはいなかったりする?パパやママが用意するんだよね?」
って聞かれてね。(さすが私の子だ…早いw!!!)と思って白状しようとしたのだけど、夫が
「サンタさんが持ってきてくれなくなった子には親が用意していたりするんだよ。」
ってうまい返し方をしてたよ。
とはいえ、この茶番ともいえるサンタさん劇(笑)をいつまで続けるのだろうかと思ったりするよ。子供の様子を見つつ変えていくしかないんだろうけどね。
のりちゃん家はどうする?どうしてた?
あ、質問が二個になっちゃった。( *´艸`)

よろしくね~☆

shiori


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?