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のりしお往復書簡54 初映画館の思い出

雪が降ったり子供のがオンラインになったり解除になったり。
どうにもならない事に振り回される日々ですが、
私の必殺技"気にしない"で楽しく過ごしております。
今月は確定申告もあったりしてやるべきことが押し寄せているけれど
往復書簡相手の日仏翻訳家のりちゃんはその後元気にしているのだろうか。
お返事を書いていこうと思います。

のりちゃん、こんにちは。

この間の往復書簡で「ラジオ番組をやってほしい」なんて言ってくれてありがとう。
嬉しいなぁ。
私は1人で何時間も話せるイメージを持たれがちなのだけど、実は1人だと寡黙なのよね。(寡黙は言い過ぎだな)
コミュニケーションが好きだからお喋りは大好きだけど、相手がいてこそなんだよね。
だからDJやる際は聞き手がいて欲しいと思うんだ。
けど…これも慣れなのかなぁ?
え?もうラジオをやる方向で考えてるのかって?
妄想だけだよ…たぶん。

最近、のりちゃんを最高に癒したモノは何?

これについての回答をありがとう!
オタ活ではなく、バスタイムね。
オタ活についてはよく知ってるから、別のを教えてくれてありがとう。
1人のバスタイムのリラックスはよく分かるよ。
私もサンダルウッド好きなんだよね。
夫が薔薇の香りが好きじゃないので薔薇の香り以外のバブを買うんだけど、その中でも私もサンダルウッドのが一番好き。
最近バブを入れていなかったから買いに行きたくなったよ。

生まれて初めて映画館で観た映画って何?

のりちゃんの初めての映画の『南極物語』は見たことがないなぁ。
昔流行ってたよね!なんとなーくそんな映画があった記憶はあるんだ。
でも、うちの母が洋画好きだったから日本映画は殆ど観てないんだよね。
ネトフリとかで探してみようかな。
ハートチップルを食べながらみるよ。
食べた記憶がないからW初体験だよ。

私の映画館デビュー映画は
『インディージョーンズ 魔宮の伝説』
だよ。

小学1年か2年くらいだったと思う。
母が映画好きでね。
若い頃はしょっちゅう映画館に行っていたような母で、
私は昔話の代わりに映画のストーリーを母の感想と共に聞いて育ったんだ。
本棚には昔の映画のあらすじが書いてある本があったりしてさ。
そんな本を私はずっと読んでいたよ。
母はソフィアローレンとかアヌークエーメとかが好きで、彼女らの情熱的な生き方の映画の話を幼稚園の頃から聞かされて育ったんだよね。

で、そんな母が私ら姉妹の第一作目の映画に選んだのが『インディージョーンズ』
母曰く、
「映画って迫力があってストーリーを体感できるから、映画ってこうでなくちゃ!というものを見せたかった」
って事で選んだらしいのよね。
神戸から大阪まで行って見たんだよ。大きなスクリーンで見せたいってね。

今見るとCGも笑っちゃうくらい荒いし、ストーリーはエンタメ!って感じのちっとも怖くないものだけど、
まだ7歳とか8歳の私からするとスリル満点で衝撃映像の連続で、
甘食の周りを黒糖が包んであるようなお菓子(名前が分からない!)を、そんなに好きでもなかったのに食べてないと見ていられないからチビチビ食べつつ身体を硬くして観たんだよ。
そしてその日の夜、見事に夜泣きして起きたらしいのよね。
悪い夢を観たんだろうね。
ある意味母の作戦は大成功よね。
夢見るほどにストーリーを体感したわけだから。

あまりに泣いたものだから母も少し反省したみたいで、2作目に選んだのは
『ローマの休日』
大阪でリバイバル上映があってね。
オードリーヘプバーンの話も小さな頃からずっと聞いて育ってた私ら姉妹はオードリーの大ファンだったの。
だからリバイバル上映があると知ってとっても楽しみにしていたんだよ。
オードリーが凄く可愛くて、衣装もローマも美しくて、凄く素敵だったのを覚えているよ。
夜泣きもしなかったし、何も食べなくてもずっと観ていられたよ。
とにかくオードリーが出てくる白黒の古い映画にすっかり乙女心を持っていかれたんだ。
それから私の憧れはずっとオードリーヘプバーンなんだ。
勿論、今でもね。

母は子供に妙こだわりの理論で無茶させて失敗(ある意味成功?)するような人でね。
ほんとに突っ込む所が多いのよね。
いつも笑っちゃうよ。
でもさ、私もわりとそういうハプニングをネタと思って思いっきり親にツッコミいれるような変な関西の子だから
ちょっとオイシイと思ってたりもするのよ。
この親にしてこの子ありって感じなのかもしれない。

この親にしてこの子あり!親からの影響を受けたなと感じる所はある?

そんなわけで、次ののりちゃんへの質問はコレだよ。
親子って似ちゃってしまってる所はあるよね。
自分の親と自分を見た時に感じる似た部分ってない?
今の、親にそっくり!認めたくないけど!!!
って事が私はたくさんあるよ。
のりちゃんもあったら教えてね。

ではまた。
早く一緒に珈琲でも飲みたいものだよ。

shiori

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