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ビギナーズラックってやつ


ライター&編集者1年目の頃のはなし。

書籍のちいさな制作会社に務めながらもフリーで頂いたお仕事で、ある編集者の方が言ってくれた言葉をぼんやりと、何故だか今おもいだした。

──文章がキラキラして見える。
と(!)

そのお仕事は、(仲のいい人にも絶対に見せてない)小学校の女の子向けの恋愛小説集のうちのひとつを書くというもので、それはもう…アレなんです…。笑

なんでこんなこと思い出したのかというと、昨日、どうしても原稿が書けなくなって、むしゃくしゃしたので猛烈に部屋を掃除してたら、本棚の奥底からその本が出てきたから。
(ちなみに、怖くて中は読み返していない。)

今よりもさらに「文章を書く」ということがよく分かっていない時代に、とにかく頑張って書いてみたけど、その内容が良いのか悪いのかを判断できずにいた。

だから、すごく褒めてもらったことは嬉しいよりも先にびっくりだった。キラキラしてる、以外にも数々のもったいなきお言葉を頂いた記憶がある。


しかし今、
このザマである。笑

キラキラした文章ってなんだろう。
ああ読んで良かったと思える記事とは?

ライターやめようかな、と思ってしまうことも実はあったりするけれど、今も私は「キラキラしてる文章」を思い出すために、良いと言ってくれた人の言葉にしがみついてもうちょっと頑張ってみようとしている。

(ちなみに今も原稿がぜんぜん進んでいない。)







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